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09月10日-02号

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  1. 中津川市議会 2018-09-10
    09月10日-02号


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    平成30年  9月 定例会(第4回)平成30年第4回中津川市議会定例会会議録(第2号)========================= 平成30年9月10日(月)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間11.自然災害について牛田敬一15分21.新斎場建設に向けての取り組み状況について 2.市内小中学校等へのエアコンの設置及びその他の対応処置について 3.中心市街地の活性化と青邨記念館の再建について 4.リニア中央新幹線木曽川第2橋梁について鈴木雅彦30分31.特定健診の向上について 2.保険者努力支援制度について田口文数30分41.安全安心で利用しやすい施設について吉村浩平40分51.人口減少対策について粥川茂和40分 ――――――――――――――――――――――◯出席議員 19名  1番        吉村孝志君  2番        森 益基君  4番        島崎保人君  5番        柘植貴敏君  6番        木下律子さん  7番        牛田敬一君  8番        吉村浩平君  9番        岡崎隆彦君 10番        勝  彰君 11番        田口文数君 12番        櫛松直子さん 13番        大堀寿延君 15番        三浦八郎君 16番        粥川茂和君 17番        鈴木雅彦君 18番        鈴木清貴君 19番        鷹見憲三君 20番        吉村久資君 21番        佐藤光司君 ――――――――――――――――――――――◯欠席議員 1名  3番        水野賢一君 ――――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者 市長         青山節児君 副市長        大井久司君 教育長        本多弘尚君 理事         丸山裕章君 政策推進部長     伊藤雅志君 総務部長       市岡 清君 財務部長       西尾謙二君 定住推進部長     片田 毅君 健康福祉部長     小縣智彰君 生活環境部長     坪井透君 農林部長       林 友義君 商工観光部長     安江裕之君 文化スポーツ部長   大巾裕之君 リニア都市政策部長  山本高志君 基盤整備部長     柴田寛史君 水道部長       塚田一義君 病院事業部長     千村泰史君 消防長        松葉茂幸君 教育委員会事務局長  早川和子さん 市公室長       伊藤恵之君 行政管理課長     林 行典君 ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者 事務局長       嶋崎雅浩君 書記         高木 均君 書記         鈴木美幸さん 書記         青木真之介君 書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――――――  平成30年9月10日(月曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――――――― ○議長(大堀寿延君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(大堀寿延君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては、市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては、教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。 次に、本日の会議に欠席の旨、通知のありました議員は3番・水野賢一議員であります。以上でございます。 ――――――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(大堀寿延君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・吉村久資君。  〔議会運営委員長・吉村久資君登壇〕 ◆議会運営委員長(吉村久資君) おはようございます。 簡潔に報告をいたします。 議会運営委員会が8月31日に開かれておりますので、内容について報告をさせていただきます。 まず、日程第1といたしまして、一般質問の順序についてでございます。第4回の定例会の一般質問は、10人で総時間320分ということで、本日でございますが、1日目は5人で155分、2日目、あすですが、5人で165分ということで決定をいたしました。登壇者及び質問項目、通告時間、内容等については、通告書のとおりでございます。 日程第2、その他でございます。 黒ポツの1つ目、陳情についてということで、中部電力のリニア送電線に関する陳情が出てまいりましたが、陳情受け付け締め切り日以降の提出ということで、提出受け付けとなったため、本9月議会の付託案件とはなりませんが、要望と同じように受け付け後、最初の議運に報告するということで資料配信をしてございます。12月議会の付託案件となります。 それから、記載ございません。総務部長から前回の議運の折に、坂本こども園用地に係る財産の取得について、追加上程を議運にお願いしたいというお話がございましたが、9月21日の議運で提出を予定しておるということでお願いがございました。 それからもう一点、総務部長から全員協議会の開催のお願いがありました。既に通知が届いていると思いますが、9月26日の本会議終了後に全員協議会を開催することを確認決定をいたしました。なお、案件は、中津川市総合計画中期事業実施計画と財政計画についてでございます。 もう一点、一般質問の折に議会報に掲載する写真撮影を行いますので、依頼が議会事務局からありましたのでよろしくお願いいたします。 その他協議事項ということで、裏面になりますが、要望等についてということで、福祉医療費助成制度の継続の要望書が出されております。タブレットに送信されておりますので、議員周知ということで決定いたしましたので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(大堀寿延君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   16番・粥川茂和君   17番・鈴木雅彦君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(大堀寿延君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。7番・牛田敬一君。  〔7番・牛田敬一君質問席に着く〕
    ◆7番(牛田敬一君) おはようございます。 通告に基づきまして一般質問を行います。 今回は、自然災害についての1点でございます。 大阪北部地震、平成30年7月豪雨、通告後に台風21号、平成30年北海道胆振東部地震の被害により亡くなられた方々へお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いと、一刻も早い復旧を祈念申し上げます。 水害、地震、雪害、竜巻等といった人的、家屋、産業の被害を伴う自然災害が発生しています。当地域は、幸いにして被害が少なかったわけですが、改めて自然災害に対する備えが整っているのかを確認するものです。 中項目1つ目、災害への備えということで、通告書に赤字が書いてありますが、これは一般質問、執行部の答弁等々の文言を引用しております。 最近の気象の変化により、いつどのような災害が発生するか気象情報に注意する必要があると同時に、情報展開が重要であることは言うまでもありません。 1点目、防災行政無線は、聞こえる聞こえないという議論がありますが、実際に豪雨の経験、平成30年7月豪雨の状況から、市の防災行政無線のあり方(考え方)を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 平成30年7月豪雨のような大雨のときには雨、また、台風のときには、台風の風の音等で防災行政無線は大変聞こえにくくなります。防災行政無線だけでは確実な情報伝達が行えないため、それを補完する形で複数の方法で伝達することが重要ではないかと考えております。 現在、防災行政無線以外に市民安全情報ネットワークのメール配信、インターネット関係では市のホームページでの緊急情報、それからヤフーでの災害ブログ、マスコミではテレビのデータ放送、それから携帯電話会社によるエリアメールの活用など、複数の手段で防災情報を配信しているところでございます。 防災行政無線の内容が聞こえなかった場合には、電話で放送内容を確認するというシステムも現在つくっておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 仮に、防災行政無線を聞いたり、あとメールを見た方が避難行動に移った割合は、ごくわずかだというふうに思っております。 防災行政無線の充実やそれにかわるハード事業が避難に結びつくのか、これは費用対効果を判断しなければならないと思いますが、それより避難する意識を高めることや、行動に移す対策を進めたほうが、防災無線のものをもっとふやすとかいったところは困難ではないかと思っておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 議員ご指摘のとおり、防災行政無線などのハード面だけでは、全員に情報が確実に行き渡るということは不可能であると考えております。それと同時に、やはりご指摘のように、市民の方が情報をとりに行くというような仕組みも大切かというふうに思います。情報をみずから把握していただいて、避難に結びつけるというような市民の方の避難行動の確立、そういったことを今後も呼びかけていく必要があると考えております。 行政としても、ハード面だけではやはり無理なところもございますので、今後はそういったソフト面の呼びかけ、啓発を粘り強く行っていく必要があると考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、市の防災メールは有効であると認識しております。 災害に強いまちづくり計画には現在、市民安全情報ネットワークには約2万7,000件の登録があり、防災・防犯情報を中心に広く活用されていると。防災行政無線そのほかの伝達手段と連携した仕組みの構築を行うと記載されています。 まず初めに、現在の登録者数とふやす取り組み状況を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 市民安全情報ネットワークの8月現在の登録件数でございますが、4万2,232件でございます。 また、登録をふやす取り組みといたしましては、広報「なかつがわ」への市民情報ネットワークへの登録方法なども記載して、PRに努めているところでございます。 また、区長会や出前講座等の折に、登録の呼びかけを市民の皆さんに行っているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、防災行政無線そのほかの伝達手段と連携した仕組みの構築を行うというふうに書いてありますが、どのような効果を期待されているのか伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 先ほどの答弁とも重複するかもしれませんけれども、複数の手段により情報を配信するということで、マスコミなどのメディアの活用も行い、屋内外、それから車の中であったりと、さまざまな状況下において、より多くの皆様に早く正確な情報が伝達されることを期待しているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) その仕組みといったところが、本当にそういうふうに仕組みができているかどうかというところを、またこれから検証していただきたいなあと思っております。 それで、登録者数がかなりふえておりますが、近隣自治体と比較されているんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 中津川市の登録者数でございますけれども、これは市民の住民登録と比較してということでございますけれども、単純では53%ということになっております。 この数字につきましては、他市と比べても大変高い数字であるというふうに認識をしております。他市の一例ですと、例えば恵那市では23%、土岐市では15%といったような統計もあるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 人が逃げおくれる要因に、正常性バイアスという自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価をする人の特性が邪魔をするということで、登録者数が多いのは大変結構なんですが、これからどう避難させるかというところが大きな課題ではないかと思います。 特に、まだこれから防災講演会等々あると思いますが、できたらやっぱり同じことを繰り返していただくということと、あと人が逃げおくれるそういう心理など、引き続き防災意識の向上に努めていただくように、ここはお願いしたいと思います。 次に4番目、災害に強いまちづくり計画には、14-13、情報弱者への伝達手段の確保とあります。現在緊急時の情報は、民生委員を中心に近隣の支援者によって伝達されることになっていると。しかし、支援者が近くにいない場合も想定されることから、個別に情報を伝達する手段及び以下のような仕組みの検討が必要であると。例では、聴覚障がい者への自動ファクス送信インターネット(電子メール、携帯メール等)、テレビ放送などは視覚障がい者への音声自動送受信システム、受信メールを読み上げる携帯電話など、肢体不自由者へのフリーハンド用機器を備えた携帯電話などとあります。 情報弱者への伝達手段は、現在どのような環境が整っているんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 災害弱者への情報伝達は、民生委員の皆さんが把握している情報をもとに、近隣の支援者による伝達のほか、市民安全情報ネットワークメール緊急速報メール、またテレビのデータ放送、あるいは広報車の巡回などにより情報の伝達を行っているところでございます。 なお、福祉施設については、担当部より情報を伝達するということになっております。 こうしたことを確実にするために、現在、個別計画の策定もお願いをしているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 通告後に、いろいろと災害がありまして、今回北海道の地震で液状化が報道されておりました。それで、災害に強いまちづくり計画の7-7、液状化危険度箇所の把握ということで、地震による非常に長い地震動により埋立地を中心に液状化現象の発生について、危険箇所情報を集約した液状化危険度マップの作成を再度行うとありますが、この辺の状況についてお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 液状化につきましては、地下水位の高い地区では液状化の可能性があるというふうに考えております。 現在、液状化につきましては、ホームページのほうで公開しておりますが、地震防災マップという形で液状化の可能性のある地域のマップを公開しているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、平成24年6月の一般質問において、災害に強いまちづくりを進める上で市民に一番に取り組んでほしい内容は何ですかとの質問に対しまして、市のほうは住宅の耐震化、家具の転倒防止、危険箇所の把握、避難行動などの減災対策に取り組んでいただきたいとの答弁がありました。 現在までの住宅の耐震化、家具の転倒防止、危険箇所の把握、避難行動などの減災対策に対する内容(推移・取り組み等々)を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 現在、耐震化では、木造住宅の耐震診断を市で全額補助で行っております。平成24年から平成29年度の6年間で840件実施をいたしました。 非耐震住宅の耐震化支援といたしまして、平成24年度から平成29年度の6年間で、これは101件の補助を行ったところでございます。 また、家具の転倒防止は、高齢者のみや障がいのある方が居住する住宅内の家具転倒防止事業として、平成22年6月から転倒防止の取りつけ器具の費用を市で負担しているところです。平成22年から平成29年度の8カ年間で698件の実績でございました。 なお、転倒防止につきましては、市内の全小学校について、中津川ロータリークラブの事業、それからNPO法人防災士中津川会のご協力をいただきまして、今年度転倒防止器具の取りつけを完了する予定でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 特に地震ですね、これについてはやはり住宅の耐震化、または家具の転倒防止というのは非常に効果があるというふうに言われておりますので、ぜひ地道な活動なんですが、また推進をしていただきたいと思います。 次に6番、気象災害等ということで、これは中津川市の地域防災計画より引用しております。 本市の地勢的条件から、中津地域においては恵那山系から急傾斜地を流下する河川による水害が多く、今までの被害状況も水害によるものが最も多く、人命の被害、家屋、耕地の流埋没、あるいは道路、橋梁、山地の損害が甚だしい。したがって、現在も恵那山系の山地崩壊が進んでいることから見ても、将来もこれらの山々から流下する中津川、四ツ目川、落合川等の氾濫、洪水による被害が予想される。 また、地域においても木曽山脈、飛騨山脈から流下する中小の谷や沢が木曽川、付知川に流れ込み、土石流などさまざまな水害を誘発する自然的要因を備えているというふうに書いてあります。 中津川、四ツ目川、落合川等の氾濫、洪水による被害が予想されるとのことですが、どのような予測と対策を考えられているのか伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 恵那山系から急傾斜地を流下する中津川、四ツ目川、落合川などは、河川勾配が強く、河川の氾濫、堤防の決壊等の洪水の被害が想定されます。 中津川は水位周知河川となっておりまして、岐阜県において水位計を設置し、氾濫危険水位などの基準が設定されているため、基準水位の到達により、氾濫の危険がある地域に避難情報を発令し、地域住民の方に避難を呼びかけることとなっております。 現在、四ツ目川と落合川については水位計が設置されていませんが、今年度岐阜県において、洪水時の水位観測に特化した簡易水位計の設置を進めております。四ツ目川と落合川を含め、中津川市内の11河川に設置される予定でございます。 水位計により各河川の水位情報が得られることになるため、適切な避難情報の発令に努めていきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 私の質問は、どのような予測を考えられているかということで、いろんなところで堤防の決壊があるんですが、そういったところは中津川としては、このようなところで、どのような災害が起きるかということを全然予測されていないということでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 現在、ハザードマップでの浸水想定地域でございますが、中津川で96世帯、それから227人が対象地域に含まれておりますので、そちらを中心に避難勧告等の発令につなげていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今、四ツ目川でしたね、たしか。ほかの川もあるわけで、やはりもう少しその辺を想定していただいて、どのぐらいの災害が、もし最悪のことを考えたらどうなるかということは少し把握していただきたいと思います。 次に、平成26年9月の一般質問で、砂防事業について伺ったときに、四ツ目川流域では今後の計画はありませんが、中津川流域で、現在、国が橋ヶ谷第2砂防堰堤、川上(かおれ)流路工、入ヶ洞砂防堰堤の3つの事業を行っておるというふうに書いてありますが、現在の状況を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 中津川流域の橋ヶ谷第2砂防堰堤は、平成26年に完成をいたしました。 入ヶ洞砂防堰堤は、平成28年に堰堤本体を完成しまして、平成30年度につけかえ道路の工事を行い、完成の予定でございます。 川上(かおれ)流路工は、平成28年度に事業着手しまして、平成33年度に完成の予定でございます。 そのほか、中津川流域の中津川第2砂防堰堤、牛ヶ瀬砂防堰堤の2カ所で改築工事を実施していただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、8番です。 日ごろの災害に対する意識の向上については、防災士を中心とした地域の活動が有効であると認識しておりますが、地域により活動の格差があるようです。さらに地域が自主的に取り組むために、行政としてどのような考えを持っているのか伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 地域が自主的に防災力の向上に取り組んでいただくために、自主防災会、防災士、消防団、ボランティア団体、学校関係者などで組織をいたします地区の防災会議、こういった形のものの設置を推進しているところでございます。 地域の防災力向上のためには、防災士の活躍が必要と考えております。各自主防災会に防災士の設置を目指しておりまして、平成30年度も防災士養成講座をこの10月、11月に開催する予定となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今、いろいろと出てくる、中津川市災害に強いまちづくり計画、これは第1期が平成24年から平成29年度ということで、終わっておるんですが、第2期はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 災害に強いまちづくり計画の第2期でございますけれども、現在、第2期の策定の作業を行っております。第1期の内容を見直しをいたしまして、委員会を組織しまして、今検討していただいているところでございますので、年内には完成する予定で現在進めておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 特にそういう計画が途切れないように、ぜひラップして仕事を進めていただきたいと思います。 次に、中項目の2番目としまして、災害発生後の対応ということで、災害発生後、大量の災害廃棄物が発生します。今回の災害においても、自治体では仮置き、処分に苦慮しているということが伝えられております。 1番目としまして、災害廃棄物処理計画の概要を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 平成24年7月に策定いたしました中津川市災害廃棄物処理基本計画では、災害により発生した廃棄物を円滑に処理するための組織体制と役割分担、災害廃棄物の再資源化、処理期限、広域応援体制、仮置き場、収集運搬及び処理体制等の一般的な基本事項について策定したものでございます。 この計画では、特に仮置き場の候補地を具体的に選定していないことから、現在、具体的な候補地の選定作業や国の指針、県の廃棄物処理計画と整合性のとれた内容に改定する作業を行っているところでございます。 収集運搬や処理については、広域の応援体制を含めた計画ということで策定中でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) この災害廃棄物処理計画をホームページで見ようとしたんですが、ちょっと見当たらなかったのは、私の見方が悪いのか、ちょっとわからなかったので、もしわかればまた教えていただきたいと思います。 先日、豊田市議会の一般質問を傍聴しに行ってまいりました。相互応援協定を結んでいる自治体に応援したということで、市長のほうから報告がありました。この中で、支援物資の受け入れが非常に混乱をしていたということで、最終的には支援物資の要請を中止したというお話がありました。結局、物資が届いていても、肝心な被災者の手元に速やかに届いていないというところがどうもあったようで、こういったことは大変問題ではないかと思いますが、この点について市の考えを伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 大規模災害時の支援物資につきましては、全国からさまざまなものが寄せられることが想定されます。 中津川市でも支援物資の集積場所、中心には東美濃ふれあいセンターということになりますけれども、そちらで人数を配置いたしまして、集積、それから仕分け、それから配送の手配に当たることになっておりますので、職員を柔軟に対応することが必要だと考えております。 それと、もう一点につきましては、災害時にはマスコミ、テレビなどのメディアを通じまして、不足しているものとか必要なもの、現地のニーズに合ったもの、そういったものを早目に打ち出しまして呼びかけることも混乱を小さくすることにつながるんではないかと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 少し視点が違うんですが、今回の通告後の話なんですが、台風なんかがありまして、今回停電があったということで、非常に長い時間停電となっておったわけですが、市民病院、坂下病院の停電に対する対応を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 今、両病院につきましては、自家発電装置を院内に設置しております。そこで、今の人工呼吸器あるいは人工透析など、そういった生命を維持するためのものは稼働できるような状況。ただし、その逆に電子カルテであったり放射線機器、それから手術については中止をする中で、3日程度は継続できる体制を整えております。 ただし、季節等によっては、空調等でさらに電気等を消費する場合がありますので、そういった時期的な変動もございます。 あと、今後の詰めていかなければならない課題としては、3日程度は今のような状況を整えておりますけれども、その後そういった状況を継続できるような、いわゆるBCPについては、今、院内で協議をして、実用性のあるものを策定中ということでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 3番目の質問です。 生活再建についてということで、九州北部では、昨年の豪雨から1年が経過しておりますが、土砂や流木の除去や撤去が続いており、いまだに1,000人を超える方が仮設住宅での生活を送っているとされております。 ①です。住宅再建では二重ローンの問題がありますが、このような生活支援が必要となった場合は、どのような考え方で対応されますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 災害により住宅に被害を受けた方にとっては、住宅の修繕や再建は大きな負担となります。さらに、二重ローンとなればより大きな負担となります。 こうした被災者を金銭的に支援する制度といたしまして、被災者生活再建支援法に基づく支援金支給制度があります。市ではその相談、申請窓口となりまして、被災者の生活を支援していきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうすると、被災者生活再建支援制度というのは、ちょっと同じようなことですが、設定されているんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 被災者生活再建支援制度は、国の被災者生活再建支援法に基づく制度でございます。被害の程度により、全国の自治体がその対象となる制度です。 中津川市としては、これ以外に市単独の支援制度というものは現在設けていないところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今回、この被災者生活再建支援制度というのをヒットしますと、多治見市ではそれがすぐ出てきて、当然支援金を出すということではなくて、今の国の法律がちゃんと出てくるということで、すぐ調べられるというところがありました。それは多分中津川も同じことだと思いますが、特に多治見市においては、その支援法に適用しない場合であっても、独自の支援措置を講ずるものだということが少し記載されておりましたので、また中津川についても、そんなところも少し検討していただければありがたいなと思います。 これで質問を終わりますが、最後にまとめということですが、やはり先ほどの防災行政無線、これの整備も大事だということですが、避難する行動意識を高める活動をもっと強化していただければなと思っております。 また、耐震、家具転倒防止活動等は本当に地道な活動ですが、非常に有効であるということを聞いておりますので、引き続きそれが充実するような形でお願いをしたいと思います。 また、中津川市災害に強いまちづくり計画というのが、やはり早急に第2期を構築していただいて、推進をしていただきたいなあと思います。 いずれにしましても、災害が起こる可能性が高いというふうに思われますので、今までの災害を振り返りまして、大変いろんなところに要望があると思いますが、あらゆる対策を講じていただくようにお願いを申し上げまして、質問を終了したいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、7番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 続いて、17番・鈴木雅彦君。  〔17番・鈴木雅彦君質問席に着く〕 ◆17番(鈴木雅彦君) おはようございます。 ことしは、先ほどもありましたように、西日本の豪雨災害、異常な暑さ、台風21号、そして今回の北海道と、大変な夏を過ごしてきました。お亡くなりになられた方々のご冥福と、そのご家族、関係者に対してお悔やみを申し上げますとともに、災害の起こりました地域の一刻も早い復旧をご祈念申し上げ、質問に入らせていただきたいと思います。 1つ目でありますが、新斎場建設に向けての取り組み状況についてでございます。 市長が苗木につくらせてほしいと言われてから、今日に至るまでの経過についてでございます。 青山市長が苗木に来られて、市の人口分布の重心地であり、恵那山からの日の出、そして笠置山への日の入りが見られる苗木の地に斎場をつくらせていただきたい。その際、その周辺は公園化し、人生の終えんを迎えるにふさわしい環境としたいと思っている。苗木の皆さんに協力をお願いするという趣旨のことを言われてから既に2年以上になります。 その話のすぐ後、私の住んでいる苗木本町区などでは、区長さんが区民を集め、その趣旨を伝え、区民の意見を伺い、2カ所ほど候補地を上げさせていただきました。 私も、関係者に意見を伺って回りました。 その後、区長会、まちづくりといった組織が各区の状況を取りまとめられ、関係議員とも協議され、5カ所ほどが候補地となりました。 その後、優に1年以上が経過しております。こうした事業を進めるに当たり、慎重にされることは重要ではありますが、慎重にされることとゆっくりすることでは意味が異なると考えております。 最近、この時間経過が長過ぎるがゆえ、よろしくないと思われる風評が出始めております。こうした市議会という場で、その経過等について明確にしておいていただきたく思い、質問させていただきます。 市長が苗木につくらせてほしいと言われてから、今日に至るまでの経過についてお答えください。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 市長の表明の後、苗木地区内で候補地を選定するために、苗木区長会、まちづくり協議会の皆様に依頼をして、地元説明会を開催してまいりました。 各区からの候補地の提案はありませんでしたが、平成29年3月に苗木区長会、まちづくり協議会の連名で新斎場建設に当たり、苗木地域発展のための整備要望書が市へ提出されました。 要望を踏まえまして、市内部で検討いたしました結果、平成29年7月に高峰湖周辺を候補地とすることを決定し、区長会、まちづくり協議会へ報告し、地元の区へ説明会を開催して、現在協議を進めているところでございます。 地域の理解を得るために、全体説明会、個別協議等を進めておりますが、現在、地元地区で意見を集約もしておっていただくところでございます。状況といたしましては、厳しい状況でありますが、現在、集約を待っているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今、お答えいただきましたが、厳しい状況ではあるけれど、今、地域のほうに話をしているというお話なんで、これはあくまでも苗木ができなくなったという状況ではないことをまず1つ確認させていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 先ほど議員からもご指摘のありましたとおり、候補地としては幾つか上がっております。現在、地元と協議をさせていただいているのが、そのうちの1カ所ということでございます。 もともと、始まりが苗木区長会、まち協の皆さんにご相談をかけて始まってきたところでございますので、まだそのうちの1カ所ということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) そうしたお答えをやっぱり市民に向かって示し続けていかないと、先ほど最初に申しましたとおり、変な風評だけが走り回る。こういうことがあってはならないと思います。 地域としては、やっぱり市長がそのように頼みに来られた話を受けて、一生懸命それに対応していこうというような話があったんですが、それがまた変な風評がゆえにおかしくなっていく。 こうした現状をつくらないようにするのが、やっぱり行政としてやっていくことではないかというふうに考えますので、よろしくお願いします。 それでは、今後はどのように取り組んでいかれるかについてお答えください。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 現在、地元説明会等を開催しているところでございますが、前向きなご意見としてはいただいていないところでございます。 今後、地区で意見を取りまとめて、市に報告をいただけることというふうに聞いております。その地区からのご意見、報告に基づきまして、市で協議して結論を出していきたいというふうに考えております。 市で協議した結果を再度地元の苗木区長会等へ報告いたしまして、区長会等の意向も尊重させていただき、方向づけをさせていきたいというふうに考えております。年内には何とか方向をつけていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 最初に申し上げましたとおり、慎重に丁寧にという話と、ある程度の速度を持ってやっていこうという姿勢の中で話を進めていくのとは話が違うと思いますので、ぜひとも一生懸命取り組んでいただいて、今部長のお答えにあったように、この年内には一つの結論を出しながら進めていっていただきたいことをお願いしておきたいと思います。 次の質問に入らせていただきたいので、お願いします。 冒頭で申し上げましたとおり、ことしはとても暑い夏でありました。日差しは本当に自分たちが味わったことがないような日差しを味わうと。もうじりじりと照りつけて、焼けるような日差しを感じたことしだったんですが、小学生たちも全く、中学生たちも全く同じ状況を味わっていたと思います。 全国的にはいろんな話題があったわけなんですが、この中津川市の小・中学校のエアコンの設置についてお聞きしたいと思います。 8月23日に出されました定例記者会見資料のうち、このエアコンの設置に関しての方針で述べられている、できるだけ早く、全ての学校、園の普通教室、保育室にエアコンを設置しますというこの方針についてお聞きしていきたいと思います。 全ての学校、園の普通教室、保育室にと言われておりますが、具体的にどのような教室等が対象であるか、また除外される教室というのはどんな教室か、その除外される教室の除外されることの理由は何であるかをお聞きしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) エアコンの設置につきましては、市内の小・中学校、阿木高校の全普通教室と、保育園、幼稚園の全保育室などへの設置をしたいと考えております。 今回の整備で対象としないのは、特別教室、これは音楽室ですとか、理科室や美術室、家庭科室など、そういった特別教室は対象としないようにしております。 学校活動、園活動は、主として普通教室や保育室で行われており、これらの教室を優先的に整備したいと考えております。 なお、田瀬小学校、坂本幼稚園、坂本保育園につきましては、平成32年統合予定のため、除いております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今のお答えで除外される教室、特別教室である、特に音楽室、それから理科の実験室、それから家庭科の教室、そうしたものは除かれる。主に子どもたちの教育の場が普通教室であるためにというお話なんですが、実際のところを考えると、理科室であろうと音楽室であろうと、毎日のように教室は時間を、学年を、クラスがかわりながら教室を使用されているのが通常なんじゃないかと思います。 自分自身がもしその場におったとしたら、音楽だったらエアコンが要らないかといったら、やっぱり30度を超えるような教室の中で授業を受けるのは全くつらいものがあるんじゃないかなというふうに考えます。 これは、1年か2年か後でお答えいただきますが、1つの目標のうちにはやらないということなんでしょうけれど、これは永遠にやらないのか、必要ないとずっと思われているのか、いかがなもんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 今の特別教室も含めて、全ての教室に設置することが望ましい姿であるというふうには思っておりますが、今回の設置計画につきましては、まず普通教室を優先するということを考えております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今、局長のほうからお答えいただいたように、本来の姿は何かと考えると、やっぱり設置したほうがいいんだろうと。何かの状況でそれができないから、今回の目標ではないという話かなあという解釈をさせていただいて、次の質問に入らせていただきます。 では、対象とされる教室等の総数と総面積についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 対象とされる教室等の総数についてでございますが、総数が339室、総面積は2万1,194平方メートルです。 内訳としましては、幼稚園、保育園が57室で3,090平方メートル、小・中学校は275室で1万7,637平方メートル、高校は7室で467平方メートルでございます。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) この一つのエアコン設置の目標とされる普通教室と保育室、面積、部屋数についてお伺いしましたが、では、この全てに実施するのに必要な予算額、また現在の国の、あるいは県の現状の中で、負担割合の額はどのぐらいになるかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。
    教育委員会事務局長(早川和子さん) 必要な予算は概算で約10億円を予定しています。 制度としましては、幼稚園、小・中学校には国からの交付金の制度がございますが、保育園、高校につきましては補助制度がございません。国からの交付金は3分の1でございますが、基準額が設定されているので、実際は予定よりも少ない額の補助、約1億4,000万円ほどの交付金が見込まれております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今、お答えいただいた話でありますと、必要な総額は10億円ぐらいだろうと。そして、国からのいただけるお金は、その基準にすると1億4,000万ぐらい。そうすると、市からの持ち出しは、そのマイナスした8億6,000万程度と、こういうお話になろうかと思います。 そういう話の中で、これをできるだけ早くとされるという先ほどの方針を言われています。では、このしようという教室等のエアコンの目標とされる年度はどのぐらいになるかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) これにつきましては、財源や機器調達の見通しがまだ立っておりませんので、はっきりとしたお答えができませんが、二、三年で設置を完了したいというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 先ほどありましたが、幼稚園が57教室、小・中学校で275教室、そして高校で7教室、二、三年もかかるんであれば、どのような方針を持って設置されていこうと考えておられるかお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 現在の方針としましては、年齢の低いお子さんほどこうした猛暑の影響がきついものと思われますので、幼稚園、保育園、年齢の低いお子さんからまず着手し、小学校、次に中学校といったふうに進めていければというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) お金がなければできないのは誰でも理解できると思います。それでも、多分子どもをお持ちの皆さんは、何とか一年でも早くやってくれという思いであると思いますし、この状況が来年はどうなるかわかりません。再来年もどうなるかわからん。そういう状況はわかりますが、しかしことしのような状況であるならば、一年でも早くしてくれよという思いが市民の皆さん、特に子どもをお持ちの皆さん、また子どもたち自身の思いであろうかと思います。ちなみに、中学生なんかの話を聞いてみると、現在では扇風機1機がついていて、先生が来てからその扇風機をつけるという状況で、大変つらいという話が本当の子どもたちの声だというふうに聞かせてもらいました。 そうなると、やっぱり本当でいうと、来年の夏までにやっちゃいたいよという気持ちも、多分教育委員会でもこれはお持ちだろうと思いますが、先ほどのお考えの中で大変だという話だというのが理解できるんですが、では、本当だと来年までにやってしまいたい、でも3年もかかる、この3年もかかる先ほど言った高校、中学が後でなるわけです。この辺のところを、どんな対策でどういう教育のやり方で、今回のようなつらい授業を受ける体制をクリアしていこうかという考え方がおありかどうかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 現在の大変暑い中、授業中でも水分がとれるように子どもたちに指導をしたり、室温が高くなりやすい教室に扇風機を追加で設置したりしております。また、上の階はより室温が高いですので、室温の低い1階の教室や、エアコンのある特別教室に子どもたちを移動させて授業を実施したりしております。 また、渡り廊下へのミストシャワーの設置なども検討してまいります。 各学校の状況に応じて、何も手を打たないのではなく、状況に応じましてできる対策をとっていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今のお話のように、各学校の教室状況が異なると思います。また、自然環境も多少なりとも違う。そして気温も違う。そうしたところをきめ細やかに、3年もかかるということがあるならば、ぜひこのきめ細かい指導をしていただきたいのをお願いしたいと思います。 ちなみに、やっぱり大人の皆さんでもエアコンがことしの夏のような状況の中でないようなところで会議をやったとしたら、本当にぼうっとしてしまう状況じゃないかなあと思いますし、自分自身もそうじゃないかなあと。 そういう会議のときに、小・中学生は多分水も授業中は飲めないという状況があるんでしょうけど、何か一つその辺を工夫しながら、熱中症で運ばれていくようなことがないようにお願いしたいなあということをお願いしながら、この質問を終わらせていただきたいと思います。 次、大きな3つ目であります。 中心市街地の活性化と青邨記念館の再建についてということで質問させていただきたいと思います。 まず、青邨記念館の盗難事件後から今日に至るまで、市の取り組みについてということで質問させていただきたいと思います。 青邨記念館で大切な絵画が盗まれてから8年ほどになると思いますが、この8年間、市はこの青邨記念館、またはあるいは青邨の絵画についてどのように取り組みをなされてきたかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 青邨記念館の再建については、現在はまだ検討中であります。作品等の管理、運営については遠山史料館など、セキュリティーのしっかりした博物館の収蔵庫を利用しております。盗難事件後は、博物館等の警備体制の補強を行いました。 また、毎年、苗木遠山史料館で前田青邨画伯の作品展を開催し、顕彰事業を継続しております。 記念館の再開に備えるとともに、前田青邨画伯の業績を伝えるため、作品の収集を進めてきたところであります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 次に、市として前田青邨画という方をどのように捉えられておられるかについてお聞きしたいと思います。 昨年、中津川ロータリークラブは創立60周年を迎え、記念行事として、前田青邨画伯について遠山史料館を使って絵画等の展示がされました。これは、10年以上前に県美術館あるいは中津川の今のにぎわいプラザのところでやった思い出があるんですが、それからなかなか見られない絵も展示していただいたというところです。 あわせて中学校、小学校等への出前講座等もなされて、生徒にとっても大変いい機会になったというふうに見させていただきました。 それから、中津川市出身の著名人、誇られる人は多々おられるでしょうけど、前田青邨画伯はその代表的な方であり、その方から得られる中津川市の宝ははかり知れないものがあるのではないでしょうかと私は思っています。市としてのご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 前田青邨画伯は、中津川市名誉市民第1号、文化勲章受章者、また代表作の一つ「洞窟の頼朝」が国重要文化財に指定されるなど、郷土が生んだ偉大な芸術家であります。郷土愛を育むことができる郷土の偉人、また外に向かって誇れる芸術家で、作品は観光資源になり得る文化的資源と考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今、お答えいただいたとおりに私自身も考えております。 そうした青邨画伯のことを考えたときに、現在は盗難に遭ってから閉鎖、そして取り壊しが行われたままという状態で、先ほど部長がお答えあったように、新しい絵は購入されている。当然そうしたものを市の中で持ちながら、次の時代へ備えていくということであろうかと思いますが、数年にわたって中心市街地活性が叫ばれております。リニアを活用した戦略を考えたときに、青邨記念館の再建は私は欠かせないんじゃないんかなあと思うんですが、この点はいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) ほかにはない貴重な文化資源として、全国に向けて中津川市のPRを発信する中で非常に重要であり、大切な施設と考えております。 前田青邨画伯を顕彰し、次代に伝えていく上でも、中心市街地、特に青邨画伯の生誕地付近に前田青邨記念館を含めた美術館建設の必要性を強く感じているところであります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今のお答えから、必要性は感じておられるということなんで、全くそのとおりじゃないかなあというふうに思います。 先ほどの1つ前の質問のお答えで、これは観光的な面で見てもそうではないかということを文化スポーツ部長のほうからお答えいただいたんですが、商工観光部長としてはどのようなお考えをお持ちかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) やはり中津川市のそういった貴重な財産の一つ、観光の面でも財産の一つであるというふうに捉えております。 また、この中心市街地の活性化事業、この中では第2期基本計画というのを策定いたしまして、そのメニューの中に歴史・文化エリア構想の策定事業というものを設けております。その中で、今後求められる公共施設であるとか文化施設などのあり方、そういったものを構想としてまとめ上げたいというふうに考えております。その中で、美術館の建設についても一定の方針というものを定めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 文化スポーツ部だけではなく、商工観光部としても、やっぱり中心市街地の中にもこういうものがあったらいいというお考えかというふうに受け取らせていただきました。 そうであるならば、これはいいものは早くというふうに思うんですが、何が支障になっているのかお聞かせ願いたいんです。この必要性は、各幹部の皆さんが考えられて、そのように捉えられたお答えを今いただいたように感じておるわけなんですが、何が難しくてこれができないのかなあというのが思うわけです。いかがですか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 現在、総合計画の中では、基本構想の中で美術館機能に関する意見をしっかりと持っております。実施計画の段階では、我々の部の中でいろいろな事業、例えば文化会館の改修、それから図書館、中央公民館等、さまざまな大規模な事業があります。そういったところで優先順位、また財源等を思案しながら、現在は実施計画に向けてどういった形で整備するかということで、美術館の整備構想を含めた中で検討をしておる段階でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) ほかにもたくさんの事業をやっていかなきゃいかんからということだというふうに今のお話はお伺いしたわけなんですが、先ほどから答弁で答えていただいているように、この前田青邨画伯、もう亡くなられて長いわけなんですが、亡くなられた後も青邨記念館はあり、だけど盗難に遭い、今のところ壊しちゃってないと。でも、絵画は買い続けられている。やっていく価値はあるという話の中で、リニアがあともう9年後に駅ができるとした中で、中津川市が日本の国内の中で中津川市ここにありと示せる一つの大事な要素ではないかというふうに考えます。 それともう一つ、今、中津川市は、青邨画伯からのそうした歴史的な経緯からかどうかわかりませんけれど、中津川市には絵画関係を中心として文化活動をされる方の、本当に国ともつながりを持てる方が現在のところはあるんじゃないかなあというふうに考えております。 そうした方々のお言葉をいただきながら、私は思うに、その人たちがいる今のこの時期にやっていかないと、できなくこともあるんではないかというふうに考えていますが、その辺の判断はどうなんですかね。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 前田画伯は、私も中津川市だけではなくて国の宝だと思っております。 絵画の評価というのはいろんな切り口があるわけですけれども、なぜ前田画伯が評価をされているか、議員はどのようにお考えですかね。反問権ですか。 私は、今、画伯のそれぞれの絵ですね、「洞窟の頼朝」しかりですけれども、富士山なんかもそうですけれども、とりわけ第二次世界大戦で大きく国が意気消沈したときに、とりわけ鎌倉時代から、また古くから続く日本人としてのアイデンティティー、また誇り、そうしたものをいま一度呼び起こせということを絵画を通じて発信をされた。 したがって、絵画というものは、やはりその人がこういう絵が好きだ、いろんな絵だけで評価される方もあるわけですけれども、こうした表現をされるその裏に何があるか。したがって、私は日本という国をまさに代表する画家の一人であると、そういう評価をしております。 したがって、今言われておりますように、決しておろそかにするつもりもない。ただ、さまざまな経緯もございました。そうした中で、しっかりと顕彰させていただけるような計画をつくって進めてまいりたいと、今考えているところでございますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 市長から反問権という形ですね、おまえの考えを聞かせろというお話をいただきましたので、せっかくなのでお答えさせていただきたいと思います。 今、市長が言われたとおりの精神性が根本にあるのだろうと私は考えております。日本という国の中で、日本人がいかに生きていかなきゃいかんかを、彼は絵画を通じて見事に出してきている存在の人だというふうに考えております。 そして、またその物的な面で見ても、皇居の間に青邨画伯の絵が描かれている、これも大きい。 そして、彼の弟子たちが、今日本画界ですごく活躍される、多くの方が活躍されている、これも大きい。それが時代がたてばたつほど、彼からのつながりというのは当然薄れていくだろうと。ですので、私が思うのは、この時期に早く、リニアが来る前にできればやっていただきたいという思いがあっての質問でありますので、よろしくお願いします。 では、次の質問に入らせていただきます。 4つ目は、リニア中央新幹線木曽川第2橋梁についての質問をさせていただきたいと思います。 遠山史料館友の会の要望、また先日この議場を使って行われた中学校生徒会サミットという会がありました。 まず、この議場を使ったサミットで、苗木中学校の報告では、生徒からリニア中央新幹線木曽川第2橋梁の透明化等の希望を市長にそこでされている姿を、先日、私は今の総務部長の席に座りながら見させていただいたかなというふうに思っています。 彼らのここでのアピールというのは、自分たちでちょっとした模型をA1サイズのところにつくってきて、下にリニアがすれ違う、その上にもう一つ透明なトンネルをつくって人が通れるようにしておく。そして、リニアと一緒に走ってどのぐらいのスピードかを味わいたいというような話もされていたと覚えがあります。 また、彼ら中学生は、2日後ですが、8月9日遠山史料館友の会の役員会に呼ばれて参加しました。その席での話題の中心は、中学生の希望と同じく木曽川第2橋梁の透明化でした。この話は、2年前に既にJR東海や市に要望したという話で、何の応答もないので、今回この会を持たれたという趣旨の説明がされておりました。 簡単なことではないと、これはわかります。そうした要望をお聞きしながら、関係機関等に問い合わせや相談等をし、そうしたところから見解等を逐次要望者にお答えしていくことが大切ではないかというふうに思いますが、市長の見解はいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 要望に対します回答につきましては、可否についてはもちろんですけれども、しっかりと説明をするということは、本件にかかわらず非常に大切なことであると思っております。 現在行っております市政懇談会等におきましても、そうした確認もしていただいておるところでございますけれども、しっかりとお返ししていくことが大切であり、これまでも常々、職員にも指示しているところであります。 ただし、今、何の応答もないというふうに言われましたけれども、しっかりとそうしたお返事もさせていただいておるという私は連絡を受けておりますので、これから先のお話は部長より答弁をさせていただきます。お願いします。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 2年前にJR東海及び市に要望したが何の応答もないとのご発言でございますが、平成28年8月24日付で苗木城跡、苗木遠山史料館友の会の会長様よりいただきました要望書につきましては、平成28年12月8日、苗木遠山史料館において友の会の役員様、JR東海さん、市の3者、市は文化振興課、観光課、苗木事務所、リニア対策課、それぞれ担当する部が集まりまして、この意見交換の場で対応させていただいておりますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今のお話では、平成28年12月8日、友の会にお答えをいただいておるということなんで、それが事実だろうというふうに解釈させていただきながら、質問を続けさせていただきたいと思います。 2つ目でありますが、景観や印象を少しでもよくするための市民からの提言という話でさせていただきたいと思います。 1つ目のこの透明化というのは、遠山史料館友の会の皆さんが考えられた。また、先日のサミットでの中学生も、自分たちでリニアが来るに当たってのまちおこしや、この活用という話の中で思いついた、こういうことだと思います。 今回、遠山史料館友の会の役員会の席上では、JRの関係者からはそうした構造物をつくれる能力は現在のところはなく、今後、工事までにできるようになることはかなり厳しい旨の報告がはっきりと言われていました。当日、パネルの写真を持ってこられて、こんなふうにリニアのトンネルはつくっていかなきゃいけないんだ。特にこういうところを注意しなきゃいけない。そして、皆さんの言うようなことをやりたいと、僕らも私たちも思っているんだけれど、これは簡単なことではないんだという説明を受けながら、なるほどと聞かせていただいた状況でもありました。 その場での意見の交換、その場の私からの報告に対する皆さん方からのご意見から私は思いました。リニアがこの地を通過し、駅ができ、基地ができることについて反対はしない。しかし、これまでの生活や環境が変化する中で、少しでも自分たちの意見や提言を取り上げていただいて、少しでも景観や生活環境の悪化を防ぎたいと思われているんだなあということを感じました。当然ではないかなあというふうに思います。 これが透明化ができないなら、そのトンネルに例えば竜の絵を描いて、赤壁、竜の伝説があるその苗木城の下にそうしたモチーフというか、そういうものになる竜の絵を描いて、そこの内部を走るリニアの通過がわかるよう、例えば光がぱぱぱぱっと点滅、わずか1秒程度で光が木曽川の右岸から左岸から反対側に向かって通過していく様子が何かでわかる、こうしたような提言もいただいております。私は、そうした単に透明というお話があったんですが、それができないんだったら、次、単にコンクリートの構造物だけが木曽川を渡って、城山の下にある姿よりも、それはそれだけの魅力はあるんではないかというふうに思いました。 リニア本体が見えなくても、赤壁城と竜伝説にちなんだ大規模な竜とリニアの速度が感じられる仕組み、こうした市民からの提言をどのように思われるか、どのように対応されているかについてお答えをいただききたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 市民の皆様からご提言いただいていることについては、大変ありがたいことと思っております。 対応につきましては、生活環境に関連する事項など、地域住民の声もお聞きしながら対応しなければならないこともあると考えます。ご提言の内容も多様化している中で、それぞれの内容により個別に対応していくものと考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) もちろん皆さんの提言に対しては、その場所、環境、いろんな面を考えながらやっていかないかんし、できるできないもあろうかと思いますが、ちなみに、こうした今で言う城山の下の木曽川第2橋梁についての提言についての今の率直な感想はいかがですか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 景観あるいは生活環境の面から、その周辺にお住まいの住民の皆様のお声をお聞きしながら、どうするか、一緒に考えていくべきものかなあというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) そのようにお願いしたいと思います。 一面やってほしい人、でもやってほしくない人、さまざまな自分たちの生活に対する思いがありますので、しっかりと皆さんの意見をお伺いしながら、できるだけそれにお答えしていただきたいと思いますし、先ほどの、これは今、城山が観光面で一つの中津川市におけるいい場所になりつつある中での、また一つの日本全国、あるいは世界の人にもし発信できるんであったら、その環境は何かをぜひ考えてやっていただきたいと思います。以上で質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) これにて、17番・鈴木雅彦君の一般質問を終結いたします。 続いて、11番・田口文数君。  〔11番・田口文数君質問席に着く〕 ◆11番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 初めに、大阪北部地震、そして7月西日本豪雨災害、そして台風21号が過ぎ去った後の北海道の地震、亡くなられた方、そして被災をされ、また避難生活をされている方にお悔やみを申し上げますとともに、一日でも早く復旧・復興ができることを願うところでございます。 今回は、大きく2点の質問をさせていただきます。 1つ目に特定健診の向上について、2つ目に保険者努力支援制度について質問をさせていただきます。 この特定健診の向上の件に関しては、今まで多くの議員も一般質問しております。今回、この特定健診と2つ目の保険者努力支援制度は大きくつながりがありますが、ちょっと分けて質問をさせていただきます。 特定健診の向上についてでございます。 健康で長生きをすることは、誰もが望んでいることであります。日本人の平均寿命は、女性が87歳、男性が81歳であり、世界に冠たる長寿国であります。 一方、自立して生活ができる健康寿命はそれぞれ75歳と72歳となっており、9年から12年は寝込んだり、誰かのお世話を受けて生活をしていることになります。 介護が必要になる原因として、脳卒中と認知症が4割近くを占めています。その対策を進めることが、健康寿命を延ばす鍵となっていると言われております。 特定健診と特定保健指導は医療保険者に実施義務があるということで、40歳から74歳の加入者が対象となっております。平成28年度の中津川の対象者は1万2,666人に対して受診をされた方は4,863人で、受診率は38.4%です。ちなみに、岐阜県は37.2%、国の目標は60%ですので、まだ目標に対しては低いのではないかと思います。 以上のことで質問をさせていただきます。 ①番、特定健診率を向上させるための現在の取り組みをお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 議員の言われるとおり、市民の健康寿命を延ばすことが重要と考え、8万人のヘルスアップ事業と銘を打って、議員の皆様にも着用いただいております、けんぱちポロシャツによる健康づくりの啓発や、けんぱちくん弁当の普及による食生活改善など、市民の健康づくりの取り組みの推進を図っているところでございます。 特定健診につきましては、未受診者への電話勧奨、人間ドック受診者や医療機関で治療中の方へ健診結果の提供の依頼を行っております。 平成30年度は医師会に協力依頼をし、治療中の方の健診結果の提供や、特定健診受診勧奨について協力いただけることとなりました。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 2つ目の質問に移ります。 岐阜県では、清流の国ぎふ健康ポイントとして、健康診断やがん検診、健康講座や運動教室への参加など、県や市町村が指定した事業への参加によりポイントが付与され、カードの提示により協賛企業から割引やサービスが受けられる制度が、この9月より始まります。もう始まっていますね。今後、ミナモ健康カードとして取り組まれますが、中津川市も県の事業を活用していきますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 特定健診の受診率向上のために、県の事業は有効であると考え、活用してまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) それで、具体的に市のイベント、何に参加したらポイントがもらえるのかを具体的にお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 市が指定する健康づくりメニューに取り組むことで付与されます。 市が指定する健康づくりメニューは、各種健診の受診、市役所主催の健康づくり事業への参加、介護予防事業への参加、自主的な健康づくりの取り組みや参加としています。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) あと、この9月から始まったわけなんですけど、この清流の国ぎふ健康ポイント、そしてミナモ健康カードというのが配付されるというか、これをいただいて始まっていくわけなんですけど、市民の方への周知はどのように行われますか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 広報「なかつがわ」の10月号に掲載をする予定としております。 また、各事務所にポスター等も掲示をしてまいります。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 3番目の質問です。 「アプリで健康ウォーキングやろまいか!」が計画されておりますが、県の健康カードのポイントになりますでしょうか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 清流の国ぎふ健康ポイント事業のポイントとして加算されます。 市の健康づくりメニューである市役所主催の健康づくり事業への参加ということで、1ポイント獲得できることとなります。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) それでは、1ポイントいただけるということなんですけど、中津川市のこの「ウォーキングやろまいか!」、また県の健康ポイント、どのような特典がついておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 市の事業はイベント期間の歩数ランキング、1位から3位のグループと個人の方に地元産の肉のプレゼントをします。ほかにも商品券がもらえる「がんばったで賞」「適正歩数で賞」があります。総勢で126名の方に当たる形になっております。 県の事業は、ポイント獲得者で、プレゼントの応募をされた方の中から、抽せんで万歩計などの健康グッズや五平餅などの県産品が総勢で350名に当たります。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。一つの健康に対しての取り組みとなりますので、ぜひ多くの市民の方が参加していただけるように、周知徹底をしていただきたいなと思います。 4番目の質問です。 特定健診の費用は、今、自己負担が880円です。医療機関にかかる人間ドック費用では、人間ドック基本料金3万4,560円、血液ドック基本料金が9,070円、脳ドック基本料金3万2,400円となっております。岐阜県下では補助金を支給している自治体もありますが、中津川市はありません。受診率向上のため、この人間ドックを受診することで特定健診の受診率を上げるという形のことはできますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 人間ドックを受診しただけでは、受診率の向上にはつながりません。受診率向上につなげるために、人間ドックなどを受けた人に健診データの情報提供をお願いしております。平成27年度は172件、平成28年度は311件の情報提供を受けました。なお、平成29年度の特定健診の実績は、まだ確定がしておりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。情報提供ということになるということであります。ちょっとホームページのほうで調べさせていただきました。人間ドックの料金、先ほど言ったようにかなり高い金額になっております。基本料金3万4,560円、脳ドックで3万2,400円、各オプション等で、医療機器を使いますのでこれだけ必要になるのかなというふうには思いますが、人間ドックと脳ドックをやっただけでも6万円以上になるということになりますので、ぜひ健康診断という形で人間ドックを受けられる方が少しでも多くなるように、基本料金を少しでも安く、また補助が出るようなことを要望したいと思います。 それでは、2つ目の質問に移ります。 今、特定健診の質問をさせていただきましたが、ここからが重要になってくる私は問題だと思いますので、よろしくお願いします。 保険者努力支援制度についてでございます。 国保保険者による医療費適正化への取り組みなど、保険者機能の強化を促す(インセンティブ)観点から、適正かつ客観的な指標に基づき、都道府県や市町村ごとに保険者としての実績や取り組み状況を点数化し、それに応じて国から交付金を交付することで、国保の財政基盤を強化する制度であります。 平成30年度より、医療費の適正化に向けた取り組みを支援する保険者努力支援制度が本格施行されますが、糖尿病等の重症化予防の取り組みは配点が最も高い項目になっております。 厚生労働省は、平成28年国民健康・栄養調査で、糖尿病と疑われる成人が1,000万人いるとしています。糖尿病は放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、患者の生活の質を低下させてしまいます。糖尿病の医療費は約1.2兆円であり、医科診療医療費全体の4.4%を占め、さらに合併症である糖尿病性腎症が原疾患の4割以上を占めている人工透析には、1人月額40万円、年間1.57兆円を要する等、医療費全体からも大きな課題となっております。 (1)(2)として、この保険者努力支援制度の仕組みについてのことを記載させていただいております。 平成30年度、国から予算規模として1,700億円が入ります。2番目としては、交付金額の決定方法が記載してあります。ということで、この中で、総得点に応じて予算額を案分ということになっております。 1つ目が主な指標、糖尿病等の重症化予防の取り組み、そして保険税収納率の向上、特定健診実施率及び特定保健指導実施率、第三者求償事務の取り組み、後発医薬品の使用促進などということが、この配点についての主な取り組みになります。 そういうことで、以下の質問をさせていただきます。 まず初めに、最初に市長にお伺いします。健康診断はされておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 本来ですと、決まった月、近いところで1年ごとにという形がベストかと思いますけれども、なかなか受診月は固定ができませんので、しかし健診は受けております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) ありがとうございます。やはり中津川市の長でもありますので、健康診断をしっかり受けていただいて、みずから取り組みを進めていただきたいので、よろしくお願いします。 2つ目の質問に移ります。 指標でも配点がある特定健診受診率ですが、今後の目標数をお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 平成30年度の目標は40%です。平成31年度以降、5%ずつ向上を目指し、平成34年度に60%の目標としております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) それでは、この近隣都市ですね、ほかの東濃5市でもいいです。他市の現状はどのようになっておりますか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 東濃5市での受診率ですが、多治見市が42.1%、土岐市が30.8%、瑞浪市が33.4%、恵那市が42.2%となっております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) 多治見と恵那が42という数字を出しております。中津川は38.ちょっとでございますので、低いといえば低いです。この低い理由というのは何か分析されておりますか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 低い理由という形になるかはちょっとあれなんですが、取り組み方として、多治見市ですと、医療機関からの治療中のデータを直接国保連から提供してもらうような取り組みをしております。ただ、これを行うには、当然費用負担として1件当たり3,499円というお金がかかりますので、そこで費用対効果ということも含めて検討が要るというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。国保連のほうから入れていただいて、それで費用が3,400円以上かかると。ちょっと余りにももったいない気がします。先ほどの答弁の中でも情報提供という話がありましたので、ぜひこの情報提供をしていただけるように、また市民の方にも周知を徹底していただきたいと思います。 3番目の質問です。 特定保健指導実施率はどのような現状ですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。
    ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 平成26年度は80.9%、平成27年度は69.3%、平成28年度は77.4%です。平成29年度の実績値につきましては、平成30年11月に確定する予定でございます。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。この特定保健指導というふうに言われますが、多分指導内容もいろいろなってくると思います。この指導内容というのはどのような形がありますか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 指導内容につきましては、動機づけ支援と積極的支援の2種類がございます。動機づけ支援は、医師、保健師または管理栄養士の面接、指導のもと、行動計画を立て、生活習慣病改善の取り組みの評価を行うものです。 積極的支援は、医師、保健師または管理栄養士の面接、指導のもと、行動計画を立て、定期的また継続的に介入し支援する、3カ月ごとに指導者が実績の評価を行うという形のものです。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。なかなか患者一人一人に対してずうっと指導していくということは大変かもしれませんが、これを続けることによって、その人の生活状況が少しでも改善されるということになると思いますので、この特定保健指導という動機と積極的、2つ、一生懸命また取り組んでいただきたいというふうに思います。 4番目の質問です。 以前から取り組まれているメタボリックシンドロームの現状はどうですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 平成28年度の実績では、特定健診受診者の中で、男性は22.1%、女性は6.2%が該当していました。メタボ予備群では、男性が16.6%、女性が4.4%という結果でした。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。私も昨年特定健診を受けておりますので、多分このメタボリックのほうになっていると思いますので、私も一生懸命努力したいと思います。 このメタボリック、ずうっと取り組まれてきましたけど、これはもう改善されつつあるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 改善という形では、ちょっとはっきりしたお答えは出にくいと思いますが、メタボの結果、過去3年で見ますと、平成26年度、男性21.3%、平成27年度23.2%、平成28年度22.1%、女性ですと、平成26年度6.2%、平成27年度7.1%、平成28年度6.2%ということで、ほぼ横ばいの状態で推移しております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。余りパーセントが変わっておりませんので、効果がちょっと改善されたのかなという部分は見当たりませんので、また引き続き努力していただきたいと思います。 5番目の質問に移ります。 糖尿病等の重症化予防の取り組みの実施状況はどうですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 糖尿病の未受診者、医療機関治療中断者には、医療機関へ受診するよう指導しております。 医療機関から紹介のあった方へは、個別に栄養指導を行っております。平成29年度対象となった55人のうち、47人の方に指導を行っております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。38.4%の受診率で、47人の方に指導という形でありますので、この方たちが重症化していかないよう、また合併症を引き起こさないように、また指導のほうお願いしたいと思います。 6番目の質問です。 特定健診で糖尿病判定値だった方への受診勧奨について、対象者抽出基準と実施人数はどうなっておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 抽出基準につきましては、当該年度または過去3年の特定健診において、問診で糖尿病の服薬なしと答えた人のうち、治療に結びついていないヘモグロビンA1c6.5%以上の人になります。 平成29年度の対象者は36人で、指導実施した人数は31人でした。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。血液検査で、ヘモグロビン6.5%以上という数値が出た方、36人のうちの31人が指導できたということでありますので、先ほども言っていますけど、指導ですね、そういう形が一番いいと思いますので、ぜひ努力のほうよろしくお願いします。 7番目の質問です。 県内の医療保険者による糖尿病性腎症重症化予防の取り組みを推進していくため、県は、岐阜県医師会、岐阜県糖尿病対策推進協議会と糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定を締結するとともに、この協定に基づき、岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラムを策定しました。中津川市としてもこれを活用していきますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 中津川市は、平成29年2月に中津川市糖尿病性腎症重症化予防プログラムを独自に作成し、県よりも早く取り組みを開始しております。 市が作成したプログラムは、県が作成したプログラムより詳細な内容となっているため、県が作成したプログラムは活用しておりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。中津川が本当にこれはすごいなと思ったのが、自分たちでつくられて、そのプログラムをもっと明確にした中で取り組まれているという状況を知ったときは、本当に中津川市健康福祉部の皆さん、すごい努力をされているんだなあということを改めて思いました。また、引き続きこのプログラムに合わせて実施していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 8番目の質問に移ります。 治療中断者の受診勧奨についてレセプトデータを活用し、中断者を抽出されておりますか。抽出基準と実施人数はどうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 抽出基準につきましては、過去3年の特定健診結果で、ヘモグロビンA1c6.5以上かつ問診で糖尿病の服薬ありと答えた人のうち、レセプト情報において直近1年間の糖尿病受診歴がない人で、平成29年度の対象者は7人でした。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。7人おられたということで、治療をやっぱり中断されてしまう方はいろいろ理由があると思います。それでも、やっぱり健康のために医療にかかりつけることも重要なんですけど、この辺のまた取り組みをしっかりしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 9番目の質問です。 糖尿病等の患者数、医療費の近年の現状をお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 国民健康保険の被保険者の状況で見ますと、糖尿病の平成27年度の患者数は2,407人、医療費は31億5,715万円、平成28年度の患者数は2,441人、医療費は31億3,111万円、平成29年度の患者数は2,392人、医療費は31億3,807万円です。ここ3年は、ほぼ横ばいの状況でございます。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。約2,400人前後という数字で、医療費が31億円少しかかっているということであります。今、横ばいで人数がなっておりますけど、今後、この糖尿病等の患者数はどのようにふえていくのか、減っていくのか、今の現状を見るとどうなるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 今の現状からいけば、ほぼ横ばいの状況ですが、これからの取り組みによって、これを減らしたいというふうには考えております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) 最初の中で、全国で若者が1,000万人いるのではないかという話をさせていただきました。今、若い子たちも結構暴飲暴食が多い方がふえて、生活も乱れている若い子たちもふえているとお聞きします。そういう子たちがこの糖尿病患者にならないように、またしっかりとした指導をしていただきたいと思います。 10番目の質問です。 中津川市の死亡原因の順位はどのような現状ですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 市の平成28年における主要死因順位は、1位悪性新生物、2位老衰、3位心疾患で、以下、脳梗塞を初めとする脳血管疾患、肺炎となっております。 1位の悪性新生物は、悪性腫瘍と言われる主にがんになります。また、3位の心疾患は、心臓の病気として、主に急性心筋梗塞などになります。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。3位以下の心疾患ですが、脳梗塞等も、やはり最初の多分きっかけは高血圧や糖尿病が併発して、なっていく一つだと思います。またこの辺もしっかり分析のほう、もしできれば、またお願いしたいと思います。 11番の質問です。 重複服薬者に対する取り組みはどのようにされておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 現在、国民健康保険のシステムではデータで抽出できるシステムにはなっておりませんが、この9月にシステム改修を行うため、今後は重複服薬者に関するデータの抽出が可能となります。 抽出条件は、同一月に同一疾患での受診医療機関が3カ所以上の人を対象とします。対象者には電話または訪問による保健指導を実施していく予定です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。医療機関3カ所ということで、今後この9月にシステムを改修して、しっかりと見ていただけるということになります。本当に薬漬けになってしまっている高齢者の方、たくさんいると思います。飲み合わせ等の悪いこともあります。また、お薬手帳をしっかり医師に出せていない場合は、また飲み合わせによってまたおかしな状況になってしまうともありますので、この重複者に対しての指導をまたしっかりとお願いしたいと思います。 12番目の質問です。 後発医薬品の使用促進に関する取り組みの実施状況はどのようになっておりますか。また、通知状況や使用割合をお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 後発医薬品、ジェネリックに関するお知らせは、年2回、6月と12月に発送しています。平成29年10月時点で69.9%の使用割合が、平成30年6月には73.1%となり、3.2%増加しております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。多くの方がジェネリック医薬品に切りかえていると。医療費の件に関してもかなり抑えられているのかなというふうには思いますが、引き続き、このジェネリック医薬品に対して通知をしていただいて、新薬等はあれかもしれないですけど、しっかりまた医療費削減のために、こちらのほうも使っていっていただけるように、促進のほうよろしくお願いいたします。 国民健康保険料の収納率の現状はどうですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 平成29年度の収納率は、現年度分が92.89%、滞納繰越分が14.46%です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。この滞納率が今14.どんだけと言いましたけど、金額にするとどれぐらいになりますか。また、ここ近年の滞納金額というか、それは幾らほどになりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 金額についてはご質問いただいておりませんので、ちょっと手持ちにございません。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) 申しわけないです。 14番目の質問で、未納滞納分はどれくらいありますか、お伺いいたします。これは、ごめんなさい、通告にあります。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 決算による平成29年度未納分については、現年度分が1億2,723万7,206円です。滞納分が4億481万5,353円、合計で5億3,205万2,559円です。滞納世帯につきましては977世帯になります。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) かなりの金額になります。徴収に対して、かなり市のほうも努力していただいておりますが、これだけの金額等にもなってきております。差し押さえ等というものはされておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 差し押さえにつきましては、平成27年度から実施をしておりますが、昨年、平成29年度は6件、金額にしまして62万1,900円です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) この未納滞納があるということは、国民健康保険を払っていないということになってしまいます。払っていないと、保険が使えないということになってしまうんですが、要は資格証明みたいな形になっている方というのは多くなってきているんでしょうか。払っていないですから、1回でも少しでも払えば、要は白紙というか仮の保険、そういう形ですくわれている方はいるんですか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 滞納の状況によりまして、短期証であったりという形で保険証のない方はないという形で実施しておりますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。払っていないから悪いという形になってしまうと、医療費が全額負担になってしまいますが、少しでも払えていない方のところも現状をしっかり見ていただいて、短期証を少しでも出していただけるようにお願いしたいと思います。命にかかわる問題になってくると大変でありますので、難しい問題ではありますけど、この辺しっかりとちょっと見ていただきたいと思います。 最後の質問です。 制度の仕組みが細かくなり、データの管理や現場に向かうなど、仕事量がふえます。保健師さんとかそういう形の方が仕事がふえてまいります。人員不足等は大丈夫ですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 職員数につきましては、増加する業務に必要な事務量と業務改善を行う中で、人員を適正に配置することが必要だというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 ちょっとこの平成30年度から国保のほうが制度が変わったということになりましたので、職員の方の仕事量がふえてしまうのではないかなあという心配をいたしましたので、今のような質問をさせていただきました。 今回、この制度で、しっかりとした市が取り組みをすることによって、交付金が大きく変わってくるという制度であります。たしか、平成29年の今回で970万円の中津川市は交付金がついていたと思います。これ以上にしっかりと市も取り組んでいただいて、それ以上にしっかり交付金をいただけるような取り組みを今後していただきたいと思います。 ヘルスデータという中津川市健康福祉部のほうでつくっておりますけど、見させていただくと、事細かに資料をつくっておりますので、すごいなと、本当に改めて思いましたので、この取り組みをまたしっかりと継続できるようにお願いしたいと思います。 まとめといたしましては、先ほどもちょっと言いましたけど、高血圧という形と糖尿病という形が併発していくのが一番危ないと言われております。この高血圧の人が全国で約4,300万人いると言われております。最も多い生活習慣病、塩分摂取を控え、運動をして体重の減量に心がけるといった努力と必要に応じた投薬で、自分で管理できる環境にはあるそうでありますが、実際には適正に血圧を管理できている人の割合は少ないそうであります。 特定健診受診率の向上の取り組みと、受診勧奨者を適切に医療機関受診につなげることが、早期発見、早期治療となり、生活の安定、医療費削減により財政圧迫を防げると思います。市民の方の健康への意識が変われば、必ず長寿中津川市となるに間違いないと私は思っておりますので、またしっかりとこの特定健診のみならず、健康に関して一生懸命、このけんぱちくんの取り組みと同様、頑張ってやっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。 ○議長(大堀寿延君) これにて、11番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時15分まで休憩いたします。  午前11時58分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後 1時15分再開 ○議長(大堀寿延君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 8番・吉村浩平君。  〔8番・吉村浩平君質問席に着く〕 ◆8番(吉村浩平君) それでは議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。 ことしは厳しい寒さの冬から始まり、西日本地域平成30年7月豪雨のように、同じ地域に降り続ける豪雨、1カ月以上も続いた厳しい暑さと異常気象が続いております。また、地震や火山活動も頻発をしています。ここ数年のこうした異常気象、異常現象は、これからも続く可能性が高いと考えられます。 ここで、西日本豪雨災害並びに北海道での地震災害、並びに台風21号で亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。 今回は、子どもにとって安全な教育環境づくり、これからの夏の暑さ対策と、市民にとって安全・安心な利用しやすい文化会館の2つの項目について質問させていただきます。 まず1番目、これからの夏の暑さ対策について質問いたします。 西日本地域の豪雨直後から、全国的に今まで経験したことのない暑さに見舞われ、真夏日(最高気温が30度以上の日)や猛暑日(最高気温が35度以上の日)、並びに熱帯夜(最低気温が25度以上の日)が続きました。岐阜県内では、全国1位の暑さを記録した市が幾つもあり、中津川市においても今までにない暑さであり、人と会う挨拶は本当に暑いですねしかなかったほどの酷暑の夏でありました。 こうした状況での教育現場、幼稚園・保育園、小・中学校、阿木高校は本当に大変だったと思います。学習条件の悪化は毎年進行しています。安全で安心して学べる教育環境の保障、具体的な暑さ対策、教室のエアコン設置は必要だと考えます。 1番です。まず教育長にお尋ねしますが、子どもたちは、自然の中で夏の暑さや冬の寒さを経験しながら育っていくという部分も確かにあると思いますが、この酷暑の環境の中での学習について、どのような思いをお持ちでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) これまでは、子どもは自然環境の中で心身を鍛えて、たくましく成長してほしいというふうに考えておりましたが、ことしは中津川市で、議員ご指摘のとおり35度以上の猛暑日が28日ありました。昨年は2日、おととしは4日でした。また、最高気温が39.2度という日もある状況でございました。子どもたちの集中力ですとか学習意欲を保持し、健康上の安全を確保する上から、今後は暑さに対する対策が必要であるというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) それでは、中津川市のそれぞれの施設についてお尋ねをしていきます。 まず、幼稚園・保育園の保育室では、ことしの暑さの中でその対策や配慮をどのようにしておられましたか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ことしは例年より厳しい暑さであり、園によっては園庭や室外の廊下などで40度を超えることがありました。園活動においては、水分補給を小まめに行うことや、プールも寒冷紗で日差しを抑え、午前中に行うなど配慮してまいりました。幼稚園・保育園には、遊戯室などにエアコンが設置されているため、暑くなる時間帯の活動につきましては遊戯室で行うなどの対応をしました。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 年齢的にも小さい年齢ということでありますが、今、プールですとかいろんな対応をされておりますが、その現場での何か特徴的なものがもしあれば、もう少しお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) やはり小さいお子さんですので、特別に配慮をしておりました。午前中にできるだけプールを行い、午後は先ほどお話ししました遊戯室で活動を行う園がほとんどでありました。園外活動に出かけるような場合も、午前中の早い時間に行って、あとテントなどを持参して、休憩のときには日陰で休んだりするような配慮を行いました。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) それでは続きまして、小学校の教室では、同じようにこの暑さの中、どのような対策、配慮を行っておりましたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 7月17日から20日にかけて、教室の温度調査を行いました。その結果、朝の9時の時点で、ほとんどの教室で30度を超え、2時から3時にかけて最も室温が上がり、35度を超える教室もありました。 対策としまして、水筒を足元に置かせ、授業中でも水分補給ができるようにしたり、室温が高くなりやすい教室に扇風機を追加設置したり、また1階のほかの階より室温の低い教室ですとか、エアコンのある特別教室に子どもたちを移動させて授業を実施したりしています。水温が35度を超えた場合は、プールでの授業や夏休み中のプール開催を中止しました。 市の教育委員会では、熱中症事故防止にかかわる児童・生徒の安全確保の通知を出し、午前中の涼しい時間に活動を集中させたり、室温の低い教室に移動して授業をさせたりするなど、柔軟性のある教育課程の実施について指導をしてまいりました。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 小学生のほうでも、かなりいろいろな配慮されておるということでございました。 では、少し年齢上がりまして、中学校ではどのような対策や配慮をしておったかお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 中学校におきましても、同様に大変暑い状況が続いておりました。対策としましても、小学校と同様の対応でございます。加えて、中学校では部活動がありますので、猛暑日については部活動を中止し、体調の維持に努めました。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) それでは続いて、阿木高校も中津川市立ということでございますが、阿木高校ではその対策や配慮をどのように行っておりましたか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 阿木高校におきましても、暑さの状況は同様でございました。体調を崩す生徒も多く、水分補給をホームルームなどで呼びかけたり、状況に応じて部活動の終了時刻の切り上げを行っています。 また、阿木高校では屋外実習、水田や畑や温室での作業でございますが、そういった屋外実習がありますので、水分を生徒に携帯させるとともに、教諭が余分の水分を持参して、今まで以上に小まめに休憩をとりながら水分補給を行うようにいたしました。
    ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) それでは、次の6番に移らせていただきます。 酷暑に見舞われました6月から7月の間に、体調不良等により途中で授業を抜けたり、保健室で休んだりした子どもはありましたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 6月と7月の小・中学校の授業日のうち熱中症のような症状を訴えた児童・生徒は、市内小学校で531名、そのうち保健室で休ませた児童は333名おりました。保護者への引き渡しをした児童は147名です。 中学校ですが、中学校では熱中症のような症状を訴えた生徒が328名、そのうち保健室で休ませた生徒は192名おりました。保護者への引き渡しをした生徒は117名でございます。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今改めて聞きますと、本当に多くの子どもたちが保健室で休んだりとかいろいろ、中には保護者の方に引き渡すというような方、147名と117名ということで、本当にかなり多くの方がそういうことになっておるということでございます。 続いて、7番に移ります。 園とか学校での地域差や、あるいはもちろん年齢による差もあると思いますが、この暑さについて、子どもや職員、園長会や校長会、保護者会やPTAの声や対策を予防する意見を聞いておりますでしょうか、伺います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) いろいろな方からエアコン設置や子どもたちの安全についてのお声をいただいております。子どもや職員からは直接は聞いておりませんが、小・中校長会からは普通教室へのエアコン設置について要望があり、幼稚園・保育園園長会からも子どもの体調が心配で不安であるという声が上がっています。保護者の方からは、移動教育委員会の折に、子どもたちの体調が心配である、エアコン設置について考えていただきたいなどの意見をいただきました。市民の方からは2件のメールがあり、こちらもぜひともエアコンの設置をお願いしたいというご要望でした。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) もちろんエアコンがやはりメーンの対策になると思いますけれども、いろんな立場の方からご意見を伺っておるということでございます。その中で、特にまた特徴的なものがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 小・中校長会でございますけれども、日ごろから子どもたちの安全・安心につきましてはいろいろな配慮をしてもらっているわけですけれども、理事会の折に、直接校長会長より教育長のほうに要望をいただいております。これは8月30日の校長理事会のほうから要望をいただいております。また、後日要望書等も出されるというような予定になっております。 あと移動教育委員会でございますけれども、7月に各地域を回った移動教育委員会を行いまして、保護者の方、あるいは教育委員さんと直接の意見交流をする場でございます。こちらも大変暑い日が続いておりましたので、保護者の方からも直接そういった言葉をいただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) そのような中、先ほど申しましたけれども、本年度だけが異常気象ではないというふうに考えます。温暖化現象で年々気温も上昇しており、来年度も今年度同様、またそれ以上の気温となるということが考えられます。 暑さ対策の一つとして、教室へのエアコン設置はまず急務であるというふうに考えております。 また、8月23日の記者会見、あるいは8月24日付の各紙の新聞では導入予定というふうに報道発表をされておりましたけれども、まずそのスケジュールはどのように考えておられるか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) エアコン設置につきましては、本年度から設置に向けた準備を進め、二、三年で市内の幼稚園・保育園の全保育室などに、また小・中学校、阿木高校の全普通教室に順次設置をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 普通教室からということでございますが、これが9月の補正予算にはまだ上程をされておりませんが、もちろんできるだけ早く行ったほうがいいというふうに考えます。それについて、具体的なスケジュールをお示しいただけるとありがたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ご指摘のとおり、できるだけ早く準備に着手したいというふうに考えておりまして、エアコン設置の設計費用を追加で補正予算に計上することにつきまして、現在検討をさせていただいておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) ぜひとも今9月議会の中で上げていただければありがたいというふうに私は考えておりますので、お願いいたします。 続いて9番、公立の幼稚園・保育園の保育室などの数、それから私立の幼稚園・保育園の保育室などの数、小・中学校の学習に使う、先ほど出ていましたが普通教室、全教室と普通教室の数、それから阿木高校の学習に使う全教室と普通教室の数はお幾つなんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) それでは順番に申し上げます。 公立の幼稚園・保育園は合わせて21園ございます。保育室などは全部で107室でございます。私立の幼稚園・保育園、こども園、小規模保育事業所、合わせまして14園で、保育室などは全部で78室ございます。 小学校は19校で、教室は全部で435室、うち普通教室は189室になります。 中学校は12校で、教室は全部で309教室、うち普通教室は90室になります。 阿木高校は、教室が29室で、うち普通教室が7室でございます。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今のとおり、かなりの数になっておると思います。 そうしたら10番、公立の幼稚園・保育園、それから小・中学校、阿木高校のまずは普通教室ということでしたんで、普通教室にエアコン設置をした場合の費用は、先ほどの報道によりますと10億円程度ということも報道されておりました。市の財政状況もあると思います。そちらと考え合わせてどのように進めていくのか、教育委員会として考え方と、また財務担当としての考え方をお聞きいたします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 今後も猛暑が予想されておりますので、子どもたちの安全・安心のために、大きな費用がかかりますが、早急にエアコン設置はしなければならないと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 財務担当としての考え方ということでございます。 財務担当といたしましても、児童・生徒の安全、健康を守るためには、エアコンの設置を進めていく必要があると考えておりまして、基本的にはただいま教育委員会のほうで答弁した内容と同じでございます。 なお、財源に当たりましては、国の補助金と有利な地方債を活用していきたいというふうに考えております。 また、エアコンを整備して終わりではなく、その後の維持管理費、維持管理経費ですとか更新の費用もあわせて検討する必要があるというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) この件、午前中の鈴木雅彦議員からの質問にもございましたけれども、国の補助金の補助率が、私のほうにはもうちょっとあってもいいかなというふうに思いますが、ぜひとも自治体から国のほうへ、こういう事態ですので、少しでも補助率を上げていただいて、たくさんの補助金を獲得できるようにお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。 補助金がたくさん来れば、先ほどのスケジュール的なこともちょっと早目に前倒しでできるということもありますので、よろしくお願いしたいと思います。 続いて、11番です。 私立の幼稚園・保育園への対策として、エアコン設置の補助についてはどう考えておられますでしょうか、お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 私立の保育園・幼稚園で保育室にエアコン設置を実施される場合は、国・県の補助金を活用するための支援をしてまいります。あわせまして、市の補助制度などにつきましても検討をしてまいります。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) やはり私立といえど、同じような幼稚園・保育園の子どもさんがお見えになるわけですので、ぜひとも同じようなタイミングで何とかこちらのほうも、補助という格好になると思いますけど、していただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、12番のほうへ行きます。 青山市長は、方針として子どもたちへの未来への投資、あるいは若者回帰を上げておられると思います。その考え方は私も大賛成でございますが、子どもたちへ向けて、この件につきまして市長の思いをお聞きいたします。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) ことしの夏の暑さ、小さな子どもさんから大人まで大変苦労されたと思います。 本日のご質問、午前中にも同様のご質問があったわけでございますけれども、やはり現在、私ども中津川市、子ども教育で進めております基礎基本の習得とたくましい子育て、子の育成。これがすなわちよりよいひとり立ちであると思っております。子どもの持つ可能性、そしてまた子どもの将来を考えたときには、より多くのセーフティーネットをしっかりと構築すること。そして、私どもの役目としては、子どもたちが安全に、そして安心できる環境をしっかりと整えることが責務と考えております。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) ぜひとも市長にはお願いをしておきたいと思います。それから、ちょっと資料として平成30年度文科省の調査によりまして、施設整備による教育環境向上の効果という文科省の資料があります。 この中に、事例が3つとその他というように4項目あるんですけれども、事例1として、学力向上、空調設置後、学力の向上が見られるというのがグラフになって出ています。 それから事例2として、集中力向上、空調設置により集中力、学習意欲の改善が見られるということで、こちらのほうもグラフになって出ております。 それから事例3、疾病による保健室来室者数減、空調設備により健康面も改善するということで、事例が3つありまして、事例3についても7割減ということで、これは文科省の資料からの数字ですけれども、載っております。 また、その他の効果として、夏休みの補習が効率的に実施できるとか、熱中症等により体調を損なう者が減ったとか、あるいは給食の残菜量の減、教職員の労務環境も改善し、指導しやすくなったということが、これは文科省の資料にもありますので、ぜひとも今回、エアコンの設置をお願いして、この1点目の質問を終わらせていただきます。 続きまして、2点目のほうに入らせていただきます。 利用しやすい文化会館についてということでお願いいたします。 当市の文化会館は、昭和47年に建設をされました。東濃地域では最初であり、岐阜県下では2番目となります。文化都市としてのスタートを切ったわけですけれども、今や老朽化などの問題を抱えております。しかし、文化をこよなく愛する風土は今なお健在であり、それは未来にも引き継いでいきたいものであります。 また、9年後にはリニア中央新幹線が開通をいたします。日本国内や諸外国から当市へ来訪されることが考えられ、当市の魅力をさらに向上していくことが大切であります。文化は世界共通に愛されるものであり、大切にしたいものの一つであります。 私は、平成29年6月議会での一般質問で、文化会館の今後についてということでさせていただきました。その中で幾つかの課題を取り上げ、思い切って新築の検討をすることを提言させていただきましたが、平成30年度当初予算で耐震改修調査設計業務を行っているということになりまして、その業務の結果がそろそろ出ると聞いております。新文化会館の建設は、ここ数年では難しいと思われますので、耐震工事と同時に、現状の課題に対する改善をする工事を行って、安全で安心して利用しやすいリニューアルした文化会館にかじを切り、市民ニーズに少しでも応えていくための質問をさせていただきます。 まず1番、文化会館の耐震工事の予定年度はどのように考えておられますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 今回の工事は、ホール内の特定天井の改修と、それに伴う壁の補強補修を行う工事で、平成31年度から平成32年度にかけて行う予定であります。 平成31年4月から文化会館の特定天井改修工事を行い、それに伴う改修工事で、平成32年7月末に完了する予定です。本年度は、改修工事に向けた補強調査及び設計業務を行っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今スケジュールをお聞きして、今年度、調査及び設計ということでございますが、現在予定をされておる耐震工事の内容はどのような内容でしょうか、もう少し細かくご説明お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 現在行っている改修調査の結果を踏まえまして、ホール内の特定天井の改修を優先的に行い、利用者の安全を確保します。本庁舎と同様に昭和46年に建設され、46年が経過しており、つり天井、壁の補強、屋根の雨漏りと、それに伴い必要な工事を考えております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 3番の質問であります。 その耐震工事に伴う、当然文化会館の閉館期間というのが発生するということになると思いますけれども、その閉館期間は今どういう計画になっておりますか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 調査、設計段階でありますが、閉鎖期間は1年4カ月を予定しております。ホールは完全閉鎖としますが、ロビー、会議室はいながらの作業になる予定であります。工期が少しでも短縮できるよう努力してまいります。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) そういう計画をしていただいておるわけですけれども、今回の耐震化工事につきましては、発表が急であったため、毎年文化会館で発表会を行っているある市内の文化団体の方によりますと、来年も文化会館での発表会を計画していたところ、会場確保ができなくなって大変困っているという声もありました。文化会館に確認をしたところ、年間こうした発表会や式典などでの利用がおよそ65回程度あるということでございました。先ほどの文化団体の方によりますと、市内ではホールの大きさや音響から文化会館にかわり得る施設はなかなかないということでございました。 市民の命を守るという観点から、耐震化工事はどうしてもやっていかなければならないことであり、利用される団体には一定の理解をいただいた上で、我慢していただかなければならない部分もあるということは十分承知をしておりますが、もう少し早くから利用団体等に情報を出して、理解や対応を求めるなどの対策が必要であったかなと考えます。 今回の工事に当たっては、市は文化会館の利用団体にはどのように対応されたんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 広報「なかつがわ」4月号に協力願いを掲載し、4月21日に文化会館ホール利用者を対象に、改修工事の目的、内容、今後のホール予約について説明会を開催しました。 参加者からは、おおむね改修工事に伴うホールの使用停止について理解が得られたと考えております。工事期間中は、東美濃歌舞伎ホールやアートピア付知交芸プラザ、福岡ふれあい文化センターを利用していただけるよう、文化会館の指定管理者であります文化協会と協力して利用団体の対応をしておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) この辺が一番、市民に対してサービスという意味では大切なところかと思いますので、しっかりとお願いしたいと思います。 5番です。工事期間中の会議室など、その他の施設の利用と文化会館の管理運営について伺いたいと思います。 管理運営の点については、2つのポイントがあると思います。 その一つは、平成27年度の指定管理者制度導入以来、日常的に文化会館に出入りする人がふえてきておりますが、せっかくふえてきたこれらの人たちの足をここでとめてはならないということであります。具体的には、平成27年度以降、ロビーコンサートや文化講座、歴史講座などの事業に取り組むことで、以前とは変わり、ホール公演以外でも文化会館を訪れる人は着実に増加をしております。これらの事業を工事の様子を見きわめながら可能な範囲で続けていくということは、工事による利用者離れを防ぎ、工事後の文化会館の運営をスムーズに立ち上げ、また盛り上げていくためにも重要なことと考えます。 2つ目には、文化会館ホールは利用の1年前から受け付けが始まると伺っておりますが、このことから工事期間中も1年後の利用の受け付けを継続していく必要があり、文化会館の機能を停滞させることなく継続していく必要があると考えます。 この受け付けの役割は、単にスケジュール表に記入するだけでなく、利用者のホール利用や公演時の舞台についての相談にも年間を通して対応していると伺っております。また、これに関連していつから文化会館のホールが使えるようになるのか、今回の工事の予定を早い時期に市民に周知する必要があります。 ホールでの公演は、1年前に会場を確保し、公演当日に向けて練習に練習を重ねているのが通常のパターンであります。このことから、利用者には1年以上前には文化会館利用のスケジュールについて知らせる必要があると考えます。市民への工事期間中はもとより、その後のスケジュールの周知の速やかな実施、ホールが使用できなくなることは仕方がないにしても、騒音などの工事の様子を確認しながらの利用ということになりますけれども、その間の会議室等を利用することはできるようにすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 工事期間中は、ホールを利用する場合は東美濃歌舞伎ホールやアートピア付知交芸プラザ、福岡ふれあい文化センターを利用していただきます。 会議室は、騒音対策を行い、可能な限り利用できるよう考えております。 また、文化会館は現在指定管理者制度を行っており、ホールの管理運営業務は縮小させていただきます。工事による利用者離れを防ぎ、改修後も今まで以上に文化会館を利用していただけるよう対応が必要であると考えております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) この辺を先ほど申し上げましたけれども、しっかりとした対応をお願いしたいということをお願いしておきます。 6番でございます。多くの方が利用している現在の文化会館への市民の声、利用者のアンケート結果等は把握しておられますでしょうか。あれば、どのような内容でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) アンケートにはトイレを改修してください、ゆとりのある椅子にしてほしいといった内容が多く寄せられております。市が行う主催事業は、市民の声を次回の事業に反映できるようアンケートに協力していただいております。その際、トイレや椅子の改修についての要望が記入されております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 椅子の改修の件につきましては、私のところへも文化会館の利用者から、直接または間接的に、椅子が狭く、長時間座っているのがつらいという意見が届いております。昨日も市長さんご出演されましたけれども、私も見ておりましたが、本当に狭い椅子で窮屈な思いをしておりました。また、高齢化の進展に伴い、膝等が悪い方も多く、狭過ぎるため座れない方もおられるようです。 リニア中央新幹線が9年後に開通し、外国の方の来場もふえてくることが考えられ、やはり今の椅子では狭過ぎると思います。国際化も踏まえて、現在の椅子の更新の時期が来ているように感じています。 また、他市からの観客が見込まれる公演についても、中津川市民にはもとより、せっかく来ていただいた他市からの観客にも、おもてなしという観点からしても申しわけない気持ちがいたします。利用者の観点での椅子の問題について、どのように把握されておられますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) アンケート調査を通じまして、利用者の方がゆとりのある椅子への改修を望んでいると認識をしております。耐震改修だけでは、文化会館という快適感、安心感というグレード感を守ることができないと思います。椅子の幅を広げることで座席数が減ってしまうという問題はありますので、利用者の意見を聞きながら検討してまいります。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) ぜひともそういうことで、検討というのか、本当に実施をしていただきたいわけですけれども、今、問題は座席数の関係ですとか、そういういったことが問題になってくると思います。現状ある座席数と、それからリニューアルした場合の座席数は、具体的にどのようになるかお尋ねいたします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 現在の椅子は、幅が45センチで912席あり、幅50センチの椅子にリニューアルした場合、座席数は811席となります。ゆとりを持った椅子にリニューアルすることで、座席数が101席減少します。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 実際には座席数をキープしたいわけですけれども、今の椅子と比べますと最新の椅子にすると、5センチの幅を余分にとらないかんということだと思いますので、私としてはこの101席の減少といのはいたしかたないかなと思っておりますが、またいろいろ検討をしていただきたいと思います。 それでは、そういったことを実施した場合、椅子のリニューアルにかかる費用はどのぐらいになるとお考えでしょうか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 観客席のリニューアルにかかる費用は、約1億円を想定しております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 1億円というと大きな金額ですけれども、ぜひともそれを実現するために何とか検討していただきたいと思います。 それでは、続いて10番、今まで文化会館ホール、客席椅子の現状や市民の要望、苦情、それについての認識などを伺ってまいりました。 今回、耐震工事を行うに当たって、同時に椅子のリニューアルをするということは、いろんな観点を総合した場合、最良の策と考えられますが、その点について市のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) ホールの椅子の状況については、文化会館のオープン当初から使われている椅子でありまして、46年間更新されていないため、全体的に痛みが目立ってきております。また、天井の改修工事を行う際、足場を組むため、一旦椅子を全て取り外す必要があります。その後、取り外した椅子をもとに戻すわけですが、経年劣化などにより固定ボルトが損傷して再取りつけが不能になる事態も十分想定されます。これらの状況を勘案すると、椅子のリニューアルは必要な措置と捉えていますので、更新を行いたいと思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今、部長からの答弁で、前向きな答弁いただきましてありがとうございます。 そのとおりだと思いますので、ぜひこの機会に、先ほど言われましたけれども、今回の工事で一旦今の椅子を全部取り外すということになりますと、経年劣化などがありまして、非常にまた再取りつけというのも難しいということといろんな状況を勘案しまして、ぜひともこの機会にお願いしたいということをお願いしておきます。 続いて11番、次に、文化会館のトイレの状況についてお伺いしたいと思います。 この点では、私がいろんな利用者から伺ったのは、現在の文化会館のトイレは多くが和式でありまして、今、生活様式が変わってきて、また高齢化が進んだ現在では大変使いづらく、困っている人が多いという声を聞いております。 このことについて、市民からの苦情や要望は市へはどのような形で届いておりますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) トイレに関する市民からのご意見も、先ほどのホール座席のご質問と同様に、利用者アンケートを通じて市へ届いております。また、アンケート以外では、利用者が直接会館職員に要望されるケースもあります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) このトイレの件も非常に、先ほどの座席と一緒で今回のリニューアルでぜひやっていただきたいと私は思っておりますが、そのトイレの利用については今まで何かトラブル等はありませんでしたでしょうか、お尋ねします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 1年ほど前に、2階の和式トイレでお年寄りの方がしゃがんだまま動けなくなり、たまたま近くにいた方が助けを求める声を聞き、手助けをしていただいた事例があります。大事には至らなかったですが、会議室がある2階のトイレは一番奥にありまして、目が届きにくい場所になってしまっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今の事例は一つの事例ですけれども、本当にその他にもやはり使いにくという声も聞いておりますので、ぜひともこの機会にそういった形でお願いしたいんですが、13番、文化会館のトイレを、いわゆる和式と洋式に分類した場合の数ですけれども、これはどうなっていますでしょうか、内訳をお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 和式、洋式に分類した場合、文化会館全体で和式の便器は15基、洋式の便器は8基となります。エリア別で申し上げますと、ホール・ロビー、男性用、和式2基、洋式1基、女性用、和式8基、洋式2基、男女共用、和式ゼロ基、洋式1基。楽屋、男性用、和式1基、洋式1基、女性用、和式ゼロ基、洋式2基。会議室棟、男性用、和式2基、洋式ゼロ基、女性用、和式2基、洋式ゼロ基、男女共用、和式ゼロ基、洋式1基となっております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) ですから、大体和式のほうが洋式の2倍ほどあるということ、15基あるということですので、この15基につきましては、その対象としていただきたいと思います。 続いて14番、各家庭においてもトイレの実情が変わってきている現状において、文化会館では圧倒的に洋式が不足しているように思われます。文化会館の利用者は、高齢者もたくさんおられます。市民に安心してご利用いただくためにも、今回の工事にあわせ洋式化をぜひ進めていただきたいと思いますが、それについてのお考えをお聞きします。 また、これにつきましては、ホール・ロビーのトイレはもちろん、会議室棟のトイレについての考えもお伺いしたいと思います。お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 会議室棟のトイレの洋式につきましても、あわせて考えてまいります。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 会議室棟のトイレということで、もう一つ追加で、今の機会にスタッフが利用するトイレも奥のほうにもあるというふうにお聞きをしておりますが、そちらのトイレも含めてぜひ全てのトイレということで対象にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) トイレ全体につきましても、詳細を加味しながら考えてまいりたいと思っております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 現在の文化会館の開館日数は年間300日を超え、利用者も5万5,000人ほどであります。平成27年度に文化会館に指定管理者制度が導入されると同時に、音楽や演劇など市が直営で行っていた鑑賞事業も別途委託され、市民文化芸術鑑賞事業として、中津川市文化スポーツ部指導のもと、中津川市文化会館、すなわち市民の手により企画・運営をされております。この鑑賞事業は、最近では年々多彩に繰り広げられ、参加者数は指定管理が始まった平成27年度に対し、平成29年度は約1.5倍の6,000人を超える状況で、年間を通し市民が文化会館を訪れ、聞き、見て、楽しみ、また学習の場にもなってきました。これは指定管理者制度を導入した成果があらわれた一つの成功例と言ってもいいのではないかと考えておりますが、この市民文化芸術鑑賞事業は、文化会館があったからこそできる事業であります。 そこで問題になってくるのが、この市民文化芸術鑑賞事業を工事期間どうするかということであります。 工事期間はホールが使えないため、今までどおりの形では展開できないのは言うまでもありませんが、この積み上げてきた市民の文化・芸術に対する情熱を、何としても継続して受けとめていかなければならないのではないでしょうか。 幸い当市には、平成21年度に「岐阜の宝もの」に認定された全国でも珍しい劇場型木造建築物の芝居小屋が3つ、それに歌舞伎ホール、福岡ふれあい文化センター、アートピア付知交芸プラザなど鑑賞事業を展開する場は幾つもあります。今回の工事により、鑑賞する場がなくなるピンチと捉えることもありますが、ここはその間、地域に出て、市内の芝居小屋を初めとした文化施設を活用し、より多彩な事業を届けることができるチャンスと捉え、取り組むことにより、市民が今まで以上に地域の文化施設を知り、愛着を持つことで活用が広まっていくことは、これからの当市における文化・芸術の振興にとって大変有意義ではないでしょうか。 市民の皆様も鑑賞事業を楽しみにされておられます。文化会館ホールは一時的な閉鎖ではありますが、建設以来四十有余年、文化会館が培ってきた文化の発信や、生の舞台芸術に触れる機会をここで中断させることは、中津川市が営々として取り組んできた市民への文化芸術施策をおろそかにすることになります。 そこで、今回の耐震工事に伴うホール閉鎖期間中、今まで行われてきた公演等の鑑賞事業をどうしていくかをお伺いしたいと思います。
    ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 文化芸術鑑賞事業につきましては、市民の方がさまざまな分野の芸術に触れる大切な機会であるため、ホール閉鎖期間中につきましても他の施設を活用して事業をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 先ほど申しましたけれども、この期間にまたいろんな施策を打っていただいて、ほかの施設にも市民の方が行っていただけるようにしていただければありがたいと思いますので、その点もよろしくあわせてお願いいたします。 それでは16番、文化会館リニューアルの件、中津川市の文化振興について、市長からコメントがあればお願いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 本日は、今検討しております文化会館のご質問をいただきました。 やはりまちの魅力をあらわす、また力をあらわす言葉の中では、経済面、また文化面という言葉がよく使われるところでございます。とりわけやはり文化面におきましては、現在、まちの持つ力、そしてまた将来の可能性、そうしたのものが数値としてよくあらわせるわけでございます。しかし一方では、文化につきましては大変幅広い分野でございまして、今まさに議員が質問されましたように、市内にありますさまざまな施設、そしてまた現在活用が多岐にわたっております芝居小屋、こうしたところの活用も、これは建物の歴史等も含めた中で非常に価値のある施設であるという見方も加わってきております。これがまさに地域の文化、中津川市の持つ文化と相まった中で、その場で表現をするということは非常に有効であると思います。 したがって、現在、指定管理という形で行っていただいております。その内容につきましても、ここ1年半、利用される方も随分ふえてまいりましたし、その文化会館で発表されます一つ一つの内容が非常に充実したものが多い、私もよく市民の皆様からお聞きをします。したがいまして、この文化というものにつきましては、あらゆる面で私はまちの奥行き、またまちの誇り、そうしたものをしっかりと持つものが文化であると考えております。 したがいまして、経済面だけで論ずるわけではなく、また文化面だけで論ずるわけではなく、将来的なまちの力も含めて、経済、そしてまた文化、この文化には歴史も含んでおります。そうしたものをしっかりと備えるのがまちの魅力につながる、そのように考えております。 ○議長(大堀寿延君) 8番・吉村浩平君。 ◆8番(吉村浩平君) 今の市長のコメントにあるとおり、本当に中津川市において文化というのは大切なものであるということであります。 まとめとしてということでありますが、今回の耐震改修に伴っての閉鎖期間の問題もあり、この耐震工事にあわせての椅子とトイレのリニューアルは大きなチャンスでもあると思いますので、ぜひ実現していただきたいというようにお願いしておきます。 また、今回の件が中津川市の文化振興の一助となるように、また文化会館にかかわる多くの方々との関係を深めていく中で、文化を発信する拠点というものを整備して、中津川市のまた活性化に寄与するということを期待しまして一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、8番・吉村浩平君の一般質問を終結いたします。 続いて、16番・粥川茂和君。  〔16番・粥川茂和君質問席に着く〕 ◆16番(粥川茂和君) それでは早速、質問をさせていただきたいと思います。 今回は、人口減少対策についてでございます。 昨年、宝島社の雑誌に掲載されました田舎暮らしランキングで、当市が東海地区3位と聞くが、実態はどうかと聞いてくれという市民からのご要望に応えるものでございます。 そこで、当市の移住・定住施策の効果を検証するため、以下質問をしたいと思います。 まず、人口動態についてでございます。 最近、総務省が公表しました平成30年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数によりますと、平成29年中の人口増加率1位は人口が1,450人、北海道は勇払郡占冠村でございます。何と15.26ポイントでございます。続いて、人口320人の東京都の御蔵島村、三宅島の南方でございます。これが5.61ポイント。3位は人口2,043人の北海道虻田郡留寿都村でございます。4位、5位に東京都、北海道のそれぞれ小さな村が続きまして、6位は人口18万5,460人の千葉県流山市で、プラス2.67ポイントでございます。これら全国上位の市村には大変失礼だとは思いましたが、同年だけのフロックではないかと思いまして、平成27年の増減も調べました。同じ資料で調べたわけですが、何と御蔵島村はプラス28人で1位でございました。占冠村も平成29年の192人の増加には及びませんでしたが、24人の増。留寿都村も69人増と平成29年をわずか6人下回っただけでございました。 さて、千葉県流山市でございますが、平成28年7月に移住促進について視察をさせていただいた経過がございます。同市は子育て世代に絞った施策を進めておられまして、平成29年の増加人口は何と4,823人でございましたが、そのうち社会的増が4,236人、同様に平成27年ですが、3,589人のうち社会増が3,052人でございました。 一方、我が市、中津川市はどうかといいますと、マイナス0.82ポイントで全国では749位、東海3県では84位、県下でも21位でございまして、これは平成29年ですけどね。平成27年のランクは推して知るべしというところでございます。 そこで、3点お伺いします。 宝島社がつけたランキングの要因について、まず所見を伺いたいと思います。 県下の移住・定住施策について、平成30年度の内容を比較させてもらいますと、当市は項目、内容ともに充実しています。宝島社のランキングは、移住・定住の実績に基づくものではなく、こうした施策のボリュームで判定した感があると思いますけれども、所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 田舎暮らしの本の内容につきましては、平成28年10月末現在で、部門別では総合、10代、20代、30代の単身若者世帯が住みたい田舎、それから子育て世代が住みたい田舎、50歳以上のシニア世代が住みたい田舎について全194項目のアンケートに回答いたしました。市の施策だけではなく、移住者数の実績、地理、それから交通、自然環境、市民活動も項目としてあり、高い評価の要因と考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) そうですか。そういうふうでランキングされたということがわかりましたが、それにつけてもこの状況です。 続いて、2番目の質問でございます。 施策のボリュームと人口増の現状について、お伺いしたいと思います。 平成29年における中津川市の人口増減は、前述のとおりでございます。 そこで、人口増加率県下1位の岐南町さんは255人のうち社会増が186人、同2位の美濃加茂市さんは417人のうち社会増404人でございます。県下の人口対策の施策を比較した私の感想は、その施策の効果というより、岐阜市近郊としての地理的要因で有利ではないかという感もあるわけですけれども、当市の人口減の要因について、所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 平成28年10月から平成29年9月に実施しました岐阜県人口動態調査では、当市の人口減に当たる740人のうち、死亡者数が出生者数を上回ったことによる自然減が479人です。減数の65%を占め、転出者が転入者を上回ったことによる社会減が261人、35%となっております。社会的要因の転出者の移動理由の上位が、職業上62%、結婚・離婚・縁組などが12%、生活環境の変化と住宅事情によるものがともに8%となっておる状況でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 何と自然減の多さによって減ったと、何をかいわんやというところです。だから、移住施策が必要になってくるということが見えてきておるわけでございます。この質問はこれだけにしましょう。 3番目でございます。 当市の人口ビジョンについてお伺いします。 平成27年10月に公表しました中津川市人口ビジョンにおける当市独自の推計でございますが、平成29年の推計は7万7,295人である、そう書かれております。しかし、当市の平成29年の統計資料によりますと7万9,775人、推計よりも2,480人多い状況であります。これを単純に見ますと、今のところうれしい誤算であると見受けられるわけですが、どのように分析をされておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 当市の人口ビジョンについてお尋ねがございました。 当市の人口ビジョンによる独自推計は、平成22年国勢調査人口8万912人をもとに推計しており、平成29年の人口は7万7,295人で、平成22年に比べ4.5%減少すると推計しております。 一方、平成22年の住民基本台帳人口は8万4,056人、平成29年の住民基本台帳人口は7万9,775人で、平成29年は平成22年に比べ5.1%減少しており、当市の人口ビジョンで推計した減少率を上回っています。 要因は、出生数の減少と転出に歯どめがかかっていないためと分析しております。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 何とスタートラインが違うわけですね。国調の8万912人と住民基本台帳の8万4,056人、約3,500人スタートラインが違うからこうだということで、決してうれしくない状況である。むしろ深刻な状況であるというふうに思えるわけであります。これも出生率があります。出生を期待する年代層が少ないということではないかというふうに思いますが、以降の質問に関係しますので、次に進みます。 移住・定住施策についてでございます。 さきに紹介しました総務省資料によりますと、人口増加が実現しているほとんどの自治体は、社会増が自然増を大きく上回っております。これは、若者世代の移住により出生数が増加したものと推察されまして、人口減の解消は若者世代の移住促進が重要であると、今までの質問でもそうでしたね、考えられます。当市への移住実績は、平成28年は132世帯で343人、翌平成29年は141世帯の345人でございます。こういう状況。 そこで質問でございます。 家賃補助の効果についてでございます。 新婚・単身が1万円、家族は2万円の家賃補助金の交付状況、見てみますと、平成28年度は16件で89万8,000円、翌平成29年度は38件で362万7,000円でございました。 冒頭申し上げました移住世帯数の実績と比較して、交付額が少ないように見受けられますが、所見をお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) ご指摘のとおり、移住世帯数に対して対象世帯数は多くはありませんが、移住者全ての方々を対象に家賃補助の可否を審査したわけではなく、窓口に来ていただいた中で申請された方が平成28年度16件、12.1%に当たります。平成29年度が38件、27%に当たりますが、となっているもので、そのほか市を経由せずに定住された方も多く見えることから、こうした件数になっております。 今後も多くの方々に利用していただくことで、移住者が増加すると考えられますので、アナウンスをしっかりとしていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) アナウンスが必要ですね、窓口にいらっしゃって、そのことを申請しないとこの補助を受けられないと。もちろん補助要件というのも細々とありますが、それにつけても少ない。少ないというよりも、これの効果が実際アナウンスして高まってくれば、1万、2万は安いもんだと思いますが、アナウンスしたことで、効果以上の移住者がふえなくて交付実績ばかり上がる、これもいかがなもんかと思いますが、そこら辺はどうアナウンスするという具体的なお考えありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 基本的には今のアナウンスの仕方は、移住者の方はいずれかの住民の窓口、本庁であったり、地域事務所であったり、窓口に来られますので、そこでの制度の説明を今させていただいております。そこでは細かなところまで及んでおりませんが、できる限り資料を使って説明させていただいておりますので、そういったアナウンスの部分とホームページ等のPR、それから我々がいつも行っていますセミナー等のところで、こういった施策がございますと、そういったアナウンスをしておりますので、これも継続しながらもっと丁寧にやっていくという考え方になろうかと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) これは、また流山市の話のときにももうちょっとやりましょう。 続いて、2番目でございます。 新築費用及び中古住宅購入補助金の効果についてでございます。 最大40万円の当該補助金の交付状況は、平成28年度が15件で550万円、平成29年度は31件の1,110万円でございました。 新築と中古の割合はどんなもんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 住宅取得支援のふるさとお帰り支援事業の実績でございますが、平成28年度は新築11件、73%、中古住宅購入が4件、27%となっております。平成29年度は、新築21件、68%、中古住宅購入7件、22%、実家等の増改築が3件、10%となっております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) わかりました。私は中古のほうが多いかなと予想していたわけですが、あにはからんや、新築のほうが断然多いですね。ちょっと質問の流れが変なふうになっちゃいそうで今困っておりますが、わかりました。 じゃあ次にお伺いします。 新築は、建設用地の手配も入手も必要ですね。したがいまして、必然性のある、先ほどUターンとおっしゃいましたが、必然性のあるUターン者なんかに偏りがちではないかと思うわけですよ。絶対帰ってくる人に40万円やるわけですから、早い話が40万円じゃなくても帰ってきていただけるという状況もないことはないかなという気もするわけですけれども、そういう意味合いにおいて、補助金の効果があらわれにくいんじゃないかという気もしますが、所見をお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) ふるさとお帰り支援事業の平成28年度利用では、Uターンが7件、Iターンが8件となっており、平成29年度はUターン18件、Iターン13件となっております。Uターン者に限定されるものではないというふうに考えおりますので、引き続き移住者対策に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) わかりました。Uターン18件、Iターン13件ということで、ほぼ同数であるということでございます。難しいですね。それはそれでわかりました。 続いて3番目の質問でございますが、空き家リフォーム費用の補助金の効果についてをお伺いしたいと思います。これもやはり最大40万円でございます。交付状況には、平成29年度2件の80万円でありました。 これは、ニーズがないのか、空き家のリフォームですよ。空き家そのもののニーズがないのか、物件がないのか、どのように分析していらっしゃるかお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 平成27年度の空き家調査では、市内に1,045件ありました。物件はあるというふうに認識しておりますけれども、空き家を賃貸でという所有者が少ないというふうに考えております。平成29年度からの制度開始ですので、まだまだ制度が知られていないという点もございます。引き続き、不動産業者や住民の皆さんへも周知してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) わかりました。 続いて4番、若者定住促進住宅についてお伺いしたいと思います。 この住宅は市内に35戸ございますが、どのような家族構成で、世帯収入はいかほどを設定して設置しているものかお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 若者定住促進住宅61戸のうち35戸は、旧町村が建設した住宅になります。住宅には、世帯用と単身用がございまして、世帯用は新婚等の夫婦、または子育て世帯住宅となっております。また、入居者の所得収入につきましては、建設当時から制限を設けておりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 現在の利用状況をまずお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 35戸の若者定住促進住宅の入居状況でございますが、28戸が入居しておりまして、入居率としましては80%となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 3番目の利用ルールにおけるUIターン住宅との違いというのは、もうさっき答弁がありましたが、追加があればお伺いします。特別ルールはないとおっしゃいましたね。だから、何か追加で答弁されることがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 利用の要件として違いが少しありますので、その主なものとしまして、旧町村の若者住宅は、入居年齢が35歳以下となっています。入居期間が単身・世帯ともに満40歳まで等としているのに対しまして、UIターン者用住宅は入居年齢が40歳以下の若者世帯となっていまして、入居期間を5年としております。そして、若者の地域に定住を求めているというところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 35戸のうち28戸しか入居していないというのは、何かよくわからんですけど、後から調べましょう、通告していないのでやめます。 続いて、5番目でございます。今のところ順調ですね。 5番、空き家バンクの改善についてでございます。 空き家バンクの登録件数は、本年8月29日現在、売り希望31戸のうち、交渉中及び成約済みは12戸、賃貸希望は15戸のうち成約済みが13戸の状況でございました。平成29年6月の一般質問のときよりは、登録件数は増加をしておりますが、いまだ十分ではないような気もするわけでございます。特に人気の賃貸物件が少ないのが気がかりでございます。 そこで質問でございます。 空き家バンクの物件紹介は、どのように改善されているかお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 平成30年4月からになりますが、市内協力事業者さんと空き家バンクの併用登録、これは市のほうのバンクと不動産業者さんの登録を、同じ物件を登録するということです。全国空き家バンクへの登録も可能というふうに改善をしております。 改善の成果といたしまして、平成30年度の登録件数が現在22件まで増加しております。ちなみに、平成29年度の登録件数は10件でした。もう一つ平成29年度からですが、登録推進を図るために納税通知書に空き家バンク登録のチラシを同封いたしまして、そういった形で連絡が来るという効果も上げております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) それにしても少ないですね。少ないですので、もう一つお伺いします。 その利用状況から、賃貸ニーズが旺盛のような気がするわけですよ。15件のうち13件潰れていますからね。これに関してはどんな所見がありますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 全国の移住希望者の住まいニーズにつきましては、戸建ての賃貸物件を望まれる傾向にあると分析されておりますけれども、今のところ中津川市の移住相談時においては賃貸ニーズと売買ニーズは同じ程度あるというふうに認識しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 同等であるという観点から、いろんな施策がつくられているというふうに想像するわけですけれども、その話はまた後でしましょう。 次に、私から見てニーズが多いという感じを受けておる賃貸物件を多数紹介する。賃貸物件に限らず売却物件についてもそうですが、多数紹介する対策というのは、先ほどの市の情報と不動産業者さんの情報をミックスしてアップしているというふうにおっしゃいましたが、このほかの対策はどんなことを講じていらっしゃいますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津川市におきましては、賃貸のニーズが多いというまでは言い切れませんけれど、手ごろな賃貸物件は空き家の利活用には有効というふうに思われますので、地域の皆さんの協力を得ながらふやしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) よくわかりませんでしたが、北海道留寿都村の話をしましたね、冒頭。留寿都村さんの空き家情報は、民間アパートも入っています。のぞかれたことがあるかどうかわかりませんが、民間のアパートの空き家情報も市の空き家バンクに入っていますね。流山市は、空き家バンクないですね、どうも。そんな気がします。幾らでも方法はあるような気がしますが、相変わらずアパートは入っていないですね。だけど、多数紹介する方策については、地域の何とかとおっしゃいましが、申しわけないです、もう一回お答えいただきたい。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) ちょっとわかりづらい説明で申しわけございません。 確かに賃貸のニーズはあるということは承知しておりますので、我々もなるべく賃貸も同じようにアップしたいということで、空き家バンクに載せる方法として一番身近な地域の皆さんにあいている住宅を貸してもらえる人売りたい人という情報をいただくということが一番登録に近道というふうに考えていますので、地域の皆さんから意見をいただいて、あと所有者と交渉をし、売っていいのか貸していいのかというところもいろいろ意見がございますので、貸していいよというところは賃貸でというような方法でも登録できるかと思います。そういった方法ということでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) こういうものは、やっぱり地域パワーにお願いするしかないですね。だから何とかというのは、また一番最後に質問したいと思いますね。 それからもう一つ、ずうっと気にかかっていることなんですけど、成約済みが何件あって、交渉中が何件と言いましたね、先ほど申し上げました。これは、成約済みとか交渉中と、判こが写真の上にぼんと打ってあるわけですけれども、画面から消えていない。成約したものを画面にわざわざ残しておいて見づらくする必要はないと思いますが、この画面から削除しない理由がもしありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 空き家バンクに登録された物件につきましては、価格等について購入希望者が選ぶ際の参考になるだろうということで、移住の実績を公表することも含め、成約済みも掲載しておりますが、ある程度時間がたてば消していこうかなというふうには考えておりますので、余りたくさんありますと見づらくなるので、その辺は今後改善していく予定ではございます。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) はい、わかりました。長いことあり過ぎです。と思います。 空き家バンクの画面をにぎやかにするために削っていないのかなという気もしたので、あえてこの質問をしたわけですけれども、そうではないということらしいので、もう少し我慢してみてみましょう。わかりました。 続いて、6番目の質問でございます。 外国人労働者の雇用について、お伺いしたいと思います。 当市の求人倍率でございますが、相変わらずの高水準でございます。政府は、従来原則禁止でありました単純労働分野での外国人就労を認めまして、来春4月から実施するとしております。当市の外国人人口は平成25年で504世帯、893人でございましたが、年々増加して、平成30年8月1日の現在では867世帯、1,326人でございました。平成28年末から比べますと235人もふえておるわけでございます。この数字は、当市の転入人口の半数を占めておる状況でございます。この数字は、東濃5市では多治見市、土岐市に次ぐ多さでございまして、さきの政府方針の最長10年滞在してもいいと、今は3年ですけれども、となれば、増加に拍車がかかることは容易に想像できるわけでございます。そこで、増加する外国人がこの地域社会に溶け込んでいただきまして、中津川市民として我々とともに地域活動ができる環境整備が望まれるわけでございます。 そこで質問ですが、当市の外国人雇用に関する方針がございましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 雇用対策といたしまして、労働力不足が進む中で外国人雇用の必要性というのは高まるものと考えております。それで、外国人の方の雇用につきましては、事業者がそれぞれの実情に応じて行っていただいておるところでございます。 市といたしましては、外国人労働者が安心して暮らせる環境を整えることが重要であるというふうに考えておりまして、日本での習慣であるとかマナー、さらには中津川市の行事や文化など、事業主が開催する研修、そういったものを通じながら支援を行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 重要である、重要ですよ、半数ですからね。半数ですし、外国人でも当市の企業に雇用されれば、税金だって払っていただけるわけですから、重要きわまりない。だけど、後から出ますが、研修だけではちょっと弱いような気がしますけれども、また後から聞きましょう。 続いて2番目ですね、外国人労働者の住宅についても考え方をお伺いしたい。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 外国人の方の住まいの確保につきましては、雇用の条件などもございまして、現在、事業主のほうが準備をしていただいております。 また、企業訪問なんかを行う中で、事業主から過去に相談を受けたこともございまして、その際には不動産会社など民間事業者の情報などを提供させていただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) これもやっぱり事業者任せ。事業者任せだけではだめではないかということを私は思っていまして、質問するわけですが、やっぱり事業者にお願いするところは今のところ多いという、そんな気がしておるわけでございます。かの流山市は、市営住宅が350ぐらいある。そのうち三十幾つは民間の住宅を市営住宅に借りてやっているんですね、そんなこともあります。ですから、これから取り組みが必要になってくるときには参考にしていただきたいと思います。 続いて、3番目の質問でございます。 外国人とともに地域活動を行うことについて、これもどのような考え方をお持ちでしょうか、地域活動ですよ。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 現在、具体的な計画は持っておりませんが、地域活動は国籍に関係なく、地域と交流する中でつながりができることが望ましいことから、今後、増加する外国人の移住者を想定した活動計画を地域の皆さんと考えることが必要だと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) そうだと思いますよ。それは、徐々に徐々に確実にふえていくということが予想されますので、ほっておいたら外国人の方はそれぞれ情報交換するために、外国人の人ばかりが住む外国人地域、地区ができちゃう。これは歴史的に見ても余りいいことじゃなと言われているんですね。ですから、地域になじむためには、地域に散在して住んでいただいて仲よくやっていく。そういうことが必要だと思いますので、ぜひ研究をしていただきたいと思います。 これは一番最後の問題にも関係しますので、ぜひお願いしたいと思います。 6番目の質問の最後です。 外国人労働者の国民健康保険の加入率、これがわかっていましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 労働者としての数字では把握できませんが、国保加入の外国人は192世帯、255人です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) ありがとうございます。 192世帯ということは、平成30年8月1日現在で867世帯でございますので、極めて少ないですね。これは、病気になっても医者に全部実費になるわけですからね。もっとも、逆に国保を悪用している外国人もいるという話も聞きますが、これは何か改善する手だてはないんでしょうかね。もしありましたら。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 国保の加入者の人数であって、働いてみえる方は社保ということも当然ある話ですので、加入状況で見ますと学生さんが結構多い状況に今なっております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) どうも私はそこつでございまして、社保もあるんですね、まあいいでしょう。 続いて、7番目の質問でございます。 流山市の対策に学ぶことについてでございます。 同市は都心から約30キロ、つくばエクスプレスで秋葉原駅から約20分の位置でございまして、当市と比較して地理的優位は否めません。同市周辺の柏市、松戸市は、平成29年の人口増加率は流山市の2.67プラスには及びませんが、0.91%、0.45%で微増しておるんですね。ところが、まだもう一つ野田市、我孫子市というのも近所にあるんですが、この両市はともに0.17%の減少なんですね。ですから、地理的ばかりでもない。対応施策によるところも少なからずあるということを思うわけですけれども、流山市は沿線自治体との都市間競争を意識して、市の魅力を発信するシティーセールス計画を策定しまして、民間出身のスタッフを中心に推進しておられます。 続いて質問です。 当市の移住促進施策の推進について、今以上に民間パワーを導入する考えはおありでしょうか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 当市では、定住推進部職員が中心となり、地域の集落支援員や地域おこし協力隊員、市内在住の県移住・定住コンシェルジュ、それから移住・定住のサポーター、NPOなど民間人とも連携を進めております。流山市のような手法も参考にしながら、施策を充実していきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 時間がございません、急いで参ります。 当市の移住促進施策を子育て世代に絞り込むなど、もう少しインパクトを強くすることについてのお考えはいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 現在も流出が超過となっている若い世帯をターゲットとし、移住・定住施策を展開している中で、出生数の低下などによる少子化対策として子育て世代の移住・定住施策に絞り込んでおります。平成29年度は、JR中央線の沿線地域の借家率が高い6歳未満の子どもが多く住むエリアの子育て世代をターゲットに、フリーペーパーを活用し、「中津川に住もう!を応援します!!」と題して移住・定住施策のPR強化に努めております。以上です。
    ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 当市の民間パワーの最たるものは、青山市長です。だけど、青山市長も2期目に入って、大分民間感覚が少し中和されてきた感じもするので、私もそうですけれどもね。 やっぱり地域おこし協力隊の活躍も必要ですけれども、施策に生かすということになりますと、また違ってくると思うんですね。これはぜひ、時間がないから、今度じっくりやりたいけど、部長とはあともう一回しかチャンスがない、じっくりやりたいと思います、できればね。そういうことですよ、施策の組み立て、施策の推進に民間パワーも必要やということを言いたいわけですよ。ぜひご検討いただきたい。 ちなみに、さっきのアナウンスの方法も、役所パワーだけでいくとちょっとどうかなと、民間パワーが入るといい方向に行くかもしれない。瑞浪市なんかはあれですよ、移住施策の交付金を商品券で出しておるんですね、瑞浪しか使えない商品券。これまたいいじゃないですか。そういう知恵を、瑞浪市さんのまねをすればいいというわけじゃないんですけど、そういうことというふうに理解をしてお答えをいただきたいと思います。 じゃあ次に参ります。 少人口社会における市政についてでございます。いよいよ最後の質問。 人口がふえれば、当市は活気に当然あふれてまいります。さらに移住者が増加するという増加トレンドに入っていく。しかし、少子・高齢化は国家レベルの難題でして、現在の減少トレンドがさらに悪化するということも考えておかなきゃいけない、そう思います。人口減少が進めば、当然予算規模の縮小でありますとか、職員の減員は避けられません。従来型の行政サービスだって維持は困難になるんじゃないかと予想されるわけです。したがって、今、効率化やコンパクト化が求められるわけですね、国も言っています。でも、中山間地域の中津川市は独特の地形があるわけですよ、山合いで集落があってね、文化もある。だから、単純にはコンパクト化や効率化が進められないと思うんです。どのようなまちづくりを進めるかを早い段階で定める必要があるんじゃないかと。そして、市民の皆様方に実感してもらう必要があるんではないかというふうに考えます。 そこで質問です。 今の問題、将来都市像の市民周知についてでございます。 政府は、前述の状況は22年後、2040年代当初に訪れると予測をしております。このことは、行政と市民がじっくり議論することが必要であると思いますので、チーム中津川の責任として継続して取り組む必要があると思います。市民の理解が進めば、人口減対策も行政と市民が協力して、それぞれの役割を持って取り組めることが可能になると思うわけでありますが、所見をお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 所見ということでございますので、ご指摘のとおり人口減少が進めば、従来型の行政サービスの維持は困難となり、効率化やコンパクト化が求められます。効率化やコンパクト化を求めるためには、市民の理解を得るとともに、まちづくり協議会などの地域づくり関係団体との役割分担が必要になるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) そうお考えですね。 実は、平成17年に合併をしました。各市村で合併したらこうなるという説明会が、座談会があったわけですけれども、明確に坂下病院は見直しをしなきゃいかんよと、2つの病院があるならね。学校だって統合になるかもわからん。そういう具体的な姿というのは、説明されたところばっかりじゃなかったと思うんですよ。今になってどうですか、ごみ袋が安くなったぐらいで住みよいかね、そういう話になるわけですよ。ですから、これはあのころと今は違います、時代が。 だから、2040年代の少子化になったときには、こんな行政サービスができませんよとか、こういうふうな協力が必要ですとか、それをあからさまにして市民の皆さんに実感してもらう。俺んたもちょっと頑張って、息子をUターンさせなかんとかね、いろいろ発想が出てくるわけですよ。だから、必要ではないかということなんです。 大事だ、重要だとおっしゃいましたが、じゃあ具体的にどのように取り組まれるというふうにお考えでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 議員がおっしゃることがありまして、今、国のほうもそのような人口減少社会が訪れるということで、いろんな考え方を持って研究会をやっておられます。そういった国の流れなんかも踏まえながらそういう情報収集をしまして、その情報収集したことを市民の方々に情報提供する中に一緒に考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 2040年というのは、私は生きてはいないでしょうが、22年後なんですね。22年後なんかあっという間ですよ。ですから、先ほども言いましたけれども、それぞれの地域の文化を生かしながら、それぞれの地形を考えながら、僕は今想像するに、サテライト式のコンパクトシティーになるんじゃないかなということも一つの案として浮かぶわけですね。そうなればそうなるで、また取り組みようがあるわけですよ。だけど、ちゃんとそういう話を早く決めて、少なくとも僕は10年後ぐらいにはそういう話を具体的にやりとりする時間をつくらないといかんと思うんですね。そのためには、今からいろいろ研究する。国はいいですよ、一律にコンパクトシティーをやればいいということを言っていますからいいんですけど、重要だ重要だとおっしゃいますが、果たして具体的にどうするかと、そこが聞きたい。来年からとかね、そういうことですよ。もう一回お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) コンパクトシティー、1市7カ町村が合併をしました自治体においては、大変やはり厳しいものもございますし、私どもも今この時点でそれぞれの地域へこういう方向でということについては、大変まだまだ課題解決も多くございます。すぐにということはできません。 ただ1点、今、地域創生という名のもと、また中津川市はリニア事業を最大限に生かすというさまざまな国との交渉も行ってまいりました。そして、そうしたことが、現在、人口減少を中心として抱えるそれぞれの自治体の大きな課題の中で優先順位をつけていく、そうした中には、やはりこのコンパクトシティー化は、さまざま形はあると思いますけれども、こうしたものの次の計画があるかないかということも、実は非常にウエートが高くなってきておるのも現状でございます。まさに地域の旧自治体、そうした中での一つの核をつくり、複数つくるというのも一つの方法かもしれませんし、この676平方キロの中津川の中では1カ所に集中するということは私は困難というふうに思っておりますし、そうした線で結ぶという中でのシティー化は当然必要な時代は来る。まさに市政懇談会、一部地域におきましてはそうした話も既に差し上げている地域もございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 私は、生まれつきおっちょこちょいなもんですから、このことを早くやらないといけないというふうに強く思うわけですけれども、いずれにしてもこの質問を契機にこのことに取り組むことを始めていただければ、まず庁内からね、いいんじゃないかなと思います。だから、今の市長の責任で始めるとしても、市長もずうっと未来永劫、あなたが市長であるわけではないもんですから、チーム中津川として累々として引き継いでいく必要があるんじゃないかと。ですから、そういう意味では、皆さん方とか、皆さん方の後輩の職員の皆さんが同じ意識を持って取り組む、これが極めて重要であるというふうに考えますので、よろしくお願いしたいと思います。合併のときの轍を踏むなということでお願いしたいと思います。 続いて、2番目の質問でございます。 行政サービスの効率化について。 そういう背景のもとに、今、市有財産運用管理マスタープランもやっておるわけですね、それはそれで大変大切なことですから。この進捗状況をお伺いしますが、定例会初日の所管事務調査で詳しく報告をいただいたので、簡潔にお願いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 平成29年度末までの実績でございますけれども、経費の削減効果額については1億5,270万円で、目標額1億6,070万円に対しまして95%の達成です。また、施設数につきましては31施設で完了しておりまして、目標の49施設に対しましては63%の達成状況でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) そういう報告でしたね。ところが、私の想像するに、やりやすいことから始めている、多分ね。誰でもそうですよ、試験勉強だって、テストだってそうですからね。課題が2つありました、3つも4つもあったわけですけど、今後の進捗に再考が必要だという課題がありましたね。それはどういうことですか。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) プランを策定してから現在までに、状況が変わってきておるところがございます。例えば、市民ニーズが得られない、市民の理解が得られないとか、そういったものについては見直しをかけていく必要があるということで、今年度見直しをかけておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) そういうこともあるでしょう、市民理解ね。 もう一つ、対象施設が多く、時間と人手が不足している、これも明記してありましたね。これはどういうことですか。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 施設数が150近くあるわけですけれども、これは見直し対象の施設だけですけれども、全体では650ほどあるわけですが、この150幾つの施設の中でも、やっぱり総合事務所、地域事務所ですね、そういったところ、それから担当部署、それぞれの認識というか、日ごろの日常の業務に追われてなかなかそれに追いつかないというような部分がございます。そういったものがありますので、今後もう少しそういった体制づくり、動く力を集約していきたいということで思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 人間というものは、勝手なものでございまして、まず何を優先するかというと、自分に与えられた第一義の仕事、共通の仕事、もしくはほかから来た仕事は後回し、それが常だと思います。そういう意味で、今なかなか進んでいかないという話でございます。 最後、くちゃくちゃとおっしゃいましたが、これは専任部署をつくるという意味ですか、専任部署は必要ですよね、絶対。さっき、人間の特性を生かした専任部署、これはやらないかんと思いますが、どうですか、総務部長。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 現在、専任の部署を直接つくるというところまでは考えておりませんが、それも含めまして組織全体の見直しも考えております。ご承知のように、職員が限られた中で業務量がふえておりますので、その中でいかに効率的に業務を行うかということも踏まえまして、それも一つの手法として検討はしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) 専任部署は必要やと思いますよ。一番大事なことじゃないですか、財政・行財政改革、ぜひ専任部署をつくってくださいよ。これができなかったら、また別の機会にまた質問しましょう。 関連がありますので、1つ飛ばして3番の質問をします。 地域理解を得てこのマスタープランを円滑に進めていくために、市民との協働実施を進めるまち協の条例化、これは必要なんですよ。だから条例化が必要やと前々から言っている。今年度中におやりになるという話なんですけどね。まち協の会長会議であんなものは要らんよという人がいて、じゃあちょっと腰が引けた。そうじゃなくて、前述の2040年問題を考えると必要ですよと、もう口角泡を飛ばして説得してもらいたいですね。今どういう状況かわかりませんが、どうなんでしょう、そういう話をして、理解を得て、確固たる組織の条例づくりを進めてらっしゃるかどうか確認をさせてください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 口に泡をというところまではちょっとまだ行き届いておりませんけれども、まちづくり協議会組織の条例化ということですが、当事者であるまちづくり協議会の会長が集まるまちづくり協議会等会長会議におきまして、昨年10月からこれまでに3回ほど意見を伺っております。8月の会長会議の意向の結論は、活動を細かく定めるものではなく、まちづくり協議会の活動の推進を図るような条例をつくってはどうかという望む声でしたので、これを受けまして、中津川市地域まちづくり協議会設置推進要綱をベースに、会長会議での意向に沿って条例制定の準備作業を進めている状況でございます。 制定につきましては、政策会議等の意思決定を行った上で、本年度中に市議会に上程をしたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) その素案については、私の目に触れることがないもんですから、よくわかりませんが、会長会議のご意向に沿った形にしていますと、いろんな方がいるわけですから、ですから僕は政策推進室も入っていただいて、進める必要があるということを申し上げておるわけであります。 繰り返しお願いをしますが、2040年問題も考えて、しっかりとしたものにしてもらいたい。どういう活動をするまでの縛りはどうかと思いますので、せめて設置目的のところにこう高々にうたい込んでもらいたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 できてしまってから幾ら何か言ったって、条例改正はなかなか難しゅうございますので、ぜひいいものにしてもらいたい、お願いしておきます。 続いて、スキップしました2番目の問題です。地域包括ケア、これも公立病院の検討を進める段階で、国の方針でもあります。どうしても進める必要がありますが、これの進捗状況を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 地域包括ケアの中核となる地域包括支援センターを直営1カ所のほかに、委託により平成29年度3カ所、平成30年度1カ所ふやし、計5カ所の体制として強化を図りました。 また、平成29年度に在宅医療介護連携支援センターを市民病院内に設置、平成30年度は在宅歯科医療連携室を歯科医師会に委託することにより設置し、在宅医療介護連携に関する相談窓口の充実を図りました。 生活支援体制の整備事業においては、平成29年度に市内15地区に第2層の生活支援コーディネーターを配置し、平成30年度は協議体の体制を整備し、地域ごとに生活支援について話し合いができる場づくりを行いました。多職種による連携づくりとしては、地域ケア会議の定期的な開催や、市民病院において市内ケアマネジャーとの合同研修会を開催しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) これもやっぱり地域自治組織の協力が必要なんですよね。こういうことも必要、ああいうことも必要、だからまち協ということです。 最後の質問です。 恵那市との連携ですね。これも2040年問題に大いに関係がありますね。恵那市との行政連携、それから役割分担、こういうものが具体的に協議をなさっているかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 現在までに具体的に協議の上で進めてまいりました事業ですが、介護認定審査事務、障害支援区分認定事務及び観光事業等においては連携を行っておる次第でございます。 今後、議員ご指摘のとおりの2040年問題も踏まえまして、行政事務の状況を見ながら連携、役割分担が必要なサービスに対しましては、恵那市のみならず東濃5市なども含めていろんなところと協議をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 16番・粥川茂和君。 ◆16番(粥川茂和君) まずは文通からという話が昔ありましたよね。今は文通の段階にあると、これから電話番号を聞いたりいろいろしてデートを重ねて、地域連携を深めていくということであると思います。いずれにしても当市がリーダーシップをとって進めないといけないこともたくさんあると思います。ぜひこれもチーム中津川で進めていっていただきたい。そのような引き継ぎを累々と進めていっていただきたいことをお願いしまして、まち協の条例もお願いしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、16番・粥川茂和君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。  午後3時13分散会 ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   大堀寿延         署名議員 粥川茂和         同    鈴木雅彦...